研究課題/領域番号 |
18390261
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
吉良 潤一 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (40183305)
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研究分担者 |
三野原 元澄 九州大学, 大学病院, 講師 (70398113)
河村 信利 九州大学, 医学研究院, 学術研究員 (00432930)
河野 祐治 九州大学, 大学病院, 講師 (20333479)
菊池 仁志 九州大学, 大学病院, 助手 (60322765)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
17,880千円 (直接経費: 15,600千円、間接経費: 2,280千円)
2008年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2007年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2006年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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キーワード | 多発性硬化症 / 視神経脊髄型 / IL-17 / 自己反応性T細胞 / 抗AQP4抗体 / ELISPOT |
研究概要 |
日本人の視神経脊髄型多発性硬化症(OSMS)と再発寛解型neuromyelitis optica(NMO)はその病像が類似点が多い。抗aquaporin-4(AQP4)抗体の有無により日本人MS患者を再分類し、細胞内サイトカイン、並びに髄液中のサイトカイン・ケモカインを測定した結果、抗AQP4抗体陽性患者では脳脊髄液中のCD4陽性T細胞内サイトカインではIL-4産生細胞が上昇し、一方で末梢血では抗体陰性OSMSにおいてIFN-γ^+IL-4^-細胞の比率が高くTh1シフトの傾向を認め、脳脊髄液中では、OSMSではIL-17、IL-8、G-CSFの濃度が上昇している点など、抗AQP4抗体陽性例と、陰性群の中でもOSMSとCMSではそれぞれ異なる炎症性機序が働いていることが示唆された。今後さらに責任自己抗原の違いや拘束分子の相違など検討を進めることで病態を把握し、各病型に特異的な治療法の確立に努めたい。
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