研究課題/領域番号 |
18390400
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
溝口 昌弘 九州大学, 大学病院, 講師 (50380621)
|
研究分担者 |
庄野 禎久 九州大学, 医学研究院, 准教授 (00346793)
松角 宏一郎 九州大学, 大学病院, 講師 (80304799)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
16,690千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 2,190千円)
2008年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2007年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2006年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
|
キーワード | 脳腫瘍学 / グリオーマ / 脳腫瘍幹細胞 / microRNA / シグナル伝達 |
研究概要 |
脳腫瘍、特に悪性神経膠腫におけるmicroRNA(miRNA)発現異常の網羅的解析を行い、悪性度に関与する16個のmiRNAを同定した。さらに予後との比較によりmiR-196発現亢進が神経膠芽腫における独立した予後規定因子であることを証明した。シグナル伝達系の評価を行い、予後規定因子であったEGFRvIII発現に伴う、miRNA発現を網羅的に解析し、発現に有意差のある4個のmiRNAを同定した。無血清幹細胞培養を導入し、神経膠芽腫3例において脳腫瘍幹細胞を分離、同定し、継代した。幹細胞マーカー(CD133, Nestin, SOX2など)、EGFRvIIIの発現が維持されていること、原発腫瘍の遺伝子異常が維持されていることを確認した。脳腫瘍幹細胞継代に伴い、発現変動をきたしたmiRNAを網羅的に同定した。遺伝子解析法に関しては、SNPアレイを導入し、ゲノムワイドにコピー数とLOH(loss of heterozygosity)を同時に解析し、神経膠芽腫においてコピー数の変化を伴わないLOHが高頻度に存在することを証明した。
|