研究課題/領域番号 |
18390495
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 松本歯科大学 |
研究代表者 |
高橋 直之 松本歯科大学, 大学院・歯学独立研究科, 教授 (90119222)
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研究分担者 |
溝口 利英 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 講師 (90329475)
小出 雅則 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 講師 (10367617)
中村 浩彰 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (50227930)
二宮 禎 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 助教 (00360222)
細矢 明宏 松本歯科大学, 歯学部, 助手 (70350824)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 15,200千円、間接経費: 2,220千円)
2007年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2006年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
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キーワード | 破骨細胞 / RANKL / M-CSF / 骨芽細胞 / 細胞周期停止破骨前駆細胞 / OPG / 破骨細胞ニッチ / Fos欠損マウス / 骨髄細胞マクロファージ / RANK-Cre / 骨髄マクロファージ / プロモデオキシウリジン |
研究概要 |
(1)細胞周期制御因子のin vitro解析:in vitroにおける破骨細胞前駆細胞から破骨細胞への分化には細胞周期の進行とそれに続く細胞周期の停止が必要であることを明らかにした。 (2)QOPの単離と解析:細胞周期の停止した前駆細胞をQOPと名付けた、in vivoにおけるQOPの存在様式と破骨細胞への分化機構を解析した。1,25D_3投の活性型アナログ2MD投与およびRANKL投与により出現した破骨細胞は細胞周期が停止したQOPから分化したことが示された。 (3)OPG欠損マウスとRANKL欠損マウスを用いたBMP移植実:in vivoにおける破骨細胞の形成に関する解析より、RANKLとM-CSFの産生以外に、骨芽細胞は破骨細胞形成に必要な微細環境を提供することが示された。 (4)破骨細胞前駆細胞特異的コンディショナルノックアウトマウス:RANK-Creマウスの作製に成功した。 RANKL-Cre/Rosa26マウスの骨組織の単核細胞と多核細胞がLacZの発現していることを認めている。この破骨細胞ニッチを解析中である。 (5)細胞周期制御因子トランスジェニックマウスの作製と解析:破骨細胞ニッチェの解析を先行させているため、本実験は行なっていない。 (6)抗癌剤の骨代謝への臨床応用:抗癌剤ドセタキセルに、破骨細胞の機能も抑制することを発見した(論文in press)。抗癌剤5-FU投与実験より、RANKL欠損マウスとop/opマウスの骨組織には破骨細胞ニッチが形成されることを明らかにした。一方、Fos欠損マウスには破骨細胞ニッチが形成されないことを見出した。
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