研究課題/領域番号 |
18390532
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
越後 成志 東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (70005114)
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研究分担者 |
力石 秀実 (力石 秀美) 東北大学, 大学院・歯学研究科, 准教授 (70091767)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
7,050千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 750千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | 口腔外科学一般(含病態検査学) / p53 / CDDP / 5-FU / エピジェネテイクス / 小胞体 / 口腔癌 / エピジェネティクス制御 / ZEB / SAHA / アポトーシス / 薬剤感受性増強 / 抗癌剤併用 / ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤 / HDAC阻害剤 / NaB / 細胞周期 / G0 / G1期 / ミトコンドリア / 活性酸素 |
研究概要 |
口腔扁平上皮癌細胞株(HSC-3,-4)、およびp53野生型の肺癌細胞株A549、乳癌細胞株MCF-7を用いて、エピジェネティクス制御化合物であるZebularine(ZEB)とsuberoylanilide hydroxamic acid(SAHA)と各種抗癌剤(CDDP,5-FU,VP-16)の併用効果によるアポトーシス誘導効果、およびそのメカニズムを検討した。 本年度の研究より、以下の興味深い新知見が明らかとなった。ZEBやSAHAによる抗癌剤の増強作用は、併用する抗癌剤、細胞種により異なった。CDDP/SAHAの組み合わせは、HSC-3細胞のアポトーシスを有意に増強した。この増強には、SAHAが小胞体にストレスを与え、小胞体経由のアポトーシスが関与していることが示唆された。一方、5-FU/ZEBの組み合わせでは、逆に5-FUの細胞毒性を減弱し、そのメカニズムとしてZEBによるCREBのリン酸化が関与していることが示唆された。本研究により、口腔癌の抗癌剤感受性にはエピジェネティクス制御が関与し、ZEBやSAHAと抗癌剤の併用は薬剤感受性増強に有効であることが示唆された。しかし、その併用効果は、併用する抗癌剤の種類、細胞種により異なり、抗癌剤の代謝や抗腫瘍効果の作用機序に依存していることが推察された。本研究成果は、薬剤併用による思いがけない副作用を回避するために非常に重要な意義をもつ。
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