研究課題/領域番号 |
18405035
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
板垣 匡 岩手大学, 農学部, 教授 (80203074)
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研究分担者 |
柴原 壽行 (柴原 嘉行) 千葉科学大学, 薬学部, 教授 (70116937)
青木 美樹子 岩手大学, 農学部, 助教 (20302060)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
10,100千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 1,800千円)
2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2008年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2007年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | Fasciola / Asia / distribution / origin / evolution / 肝蛭 / 中国 / 単為生殖 / 両性生殖 / ITS1 / ND1 / ウシ / 分布 / 東アジア / 黄牛 / ヤク / 単為生殖型 / 両性生殖型 |
研究概要 |
これまで単為生殖型肝蛭は日本および韓国に存在することが知られていたが、本研究で新たにベトナム、中国にもその存在が確認され、単為生殖型肝蛭は東アジア地域に広く分布すると考えられた。日本産、韓国産、ベトナム産および中国産の肝蛭虫体について、核リボソームDNA(internal transcribed spacer 1 : ITS1)およびミトコンドリアDNA(NDI遺伝子:NADH dehydrogenage I)に基づく分子学的および系統学的解析を行った。その結果、単為生殖型肝蛭は中国中央部において、両性生殖型のFasciola hepaticaおよびF.giganticaの種間交雑子孫が、戻し交配などを経て単為生殖能を獲得して出現したと考えられた。誕生した単為生殖型肝蛭は終宿主である家畜、特にウシの移動とともに東では韓国から朝鮮半島を経て日本、南部では隣接するベトナムへ分布を拡大したと考えられた。
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