研究課題/領域番号 |
18406035
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
稲葉 憲之 獨協医大, 医学部, 教授 (70114238)
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研究分担者 |
大島 教子 獨協医科大学, 医学部, 講師 (60306165)
西川 正能 獨協医科大学, 医学部, 助手 (30275755)
有阪 治 獨協医科大学, 医学部, 教授 (60151172)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
13,970千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 1,170千円)
2007年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2006年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
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キーワード | HBV / MTCT / HBIG / HBRV / Drop-out |
研究概要 |
2004年に厚生労働省森島分担班の調査報告によりHBVキャリア化児の約3割が当然受けるべき高力価ヒト免疫グロブリン(HBIG)・HBワクチン併用予防法(厚生省方式,1986)を受けていなかったという調査事実が判明した。これは医療側の理解不足も否定できないが、厚生省方式の内包する欠陥によるところが大きく、その見直しが急務である。我々は当初より生後24時間以内にワクチン接種を開始する千葉大(Inaba)方式(1984)の優位性を主張してきたが、昨年より厚労省大戸班稲葉分担班によりその検証が始まり、新生児免役応答能に関する臨床治験に基づいた、更に簡略された狸協医大方式(新Inaba)方式が文科省基盤研究(B)海外として発足した。以下にこの一年間の活動を記す。 1.中国大連医科大学産婦人科(熊曙康助教授担当)、ウガンダマケレレ大学産婦人科(ムゲルワ医師担当)を訪問し、関連施設美々、これまでの経過と成績に関する講演を行い、共同研究を発足させた。 2.当科にて1年間経過観察し得た獨協医大方式症例は5例あり、1例が胎内感染症例、残り4例は生後24時間以内、1ヶ月の2回ワクチン接種にて4例とも生後12ヶ月を過ぎて100IU/ml以上の十分なHBs抗体価を持続している。 3.大連医科大学産婦人科ではHBe抗原陽性妊婦の出生児8例に本方式を施行、生後6ヶ月に達する症例がまだ無いため判定は次回報告する。 4.マケレレ大学では学内倫理委員会、ウガンダ国厚生省に研究申請をして、許可待ちの状態である。
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