研究概要 |
グラフの連結度とその応用に関する理論的研究と実用アルゴリズム設計を目的とする。研究期間内の成果は、研究論文19件(2006年度7件、2007年度12件)、および世界トップレベルの研究者との情報交換会を計2回(毎年1回ずつ)開催することによる、当該分野の研究推進である。 1.研究成果:(1)各点に辺次数上限がある場合の、所望の連結度を持つ最小グラフ構成法(2006年度:1件、2007年度:1件)。(2)付加辺に重みがある場合に、コスト総和最小で所望の連結度を持つグラフを構成する高精度・高速アルゴリズム設計(2006年度:1件)。(3)グラフの最大重みマッチング問題解法の高速化(2006年度:1件、2007年度:2件)。(4)辺重み変化後の最短経路木の高速再構成アルゴリズム(2006年度:2件)。(5)平面グラフ抽出法の高精度化(2006年度:1件)。(6)スタイナー木の効率的構成法とその並列化(2006年度:1件、2007年度:1件)。(7)グラフの彩色問題解法の高精度化、高速化(2007年度:3件)。(8)グラフの点被覆問題解法の高精度化、高速化(2007年度:1件)。(9)ペトリネット(ベクター加算システムの具体的モデル)に関する研究(2007年度:4件)。 2.連結度に関する情報交換会:最新の研究成果の発表と討論をベースにしたワークショップ形式の集会で、広島大学学士会館内セミナー室にて開催 ●2006年度(2007年1月31日(水)〜2月2日(金)) -参加者:伊藤大雄(京都大学助教授)、永持仁(京都大学教授)、牧野和久(東京大学助教授)、間島利也(広島国際大学講師)、福永拓郎(京都大学助手)、Tibor Jordan (Associate Professor, Eotvos Lorand University, Hungary), Tamas Kiraly (Research Associate, Eotvos Lorand University, Hungary) ●2007年度(2008年3月10日(水)〜12日(金)) -参加者:伊藤大雄(京都大学准教授)、石井利昌(小樽商科大学准教授)、福永拓郎(京都大学助教)、牧野和久(東京大学准教授)、間島利也(広島国際大学講師)、杉原堅也(京都大学博士課程後期学生)、Tibor Jordan (Associate Professor, Eotvos Lorand University, Hungary), Tamas Kiraly (Research Associate, Eotvos Lorand University, Hungary)
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