研究課題/領域番号 |
18500018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウエア
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研究機関 | 東京大学 (2007) 電気通信大学 (2006) |
研究代表者 |
片桐 孝洋 東京大学, 情報基盤センター, 特任准教授 (40345434)
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研究分担者 |
今村 俊幸 電気通信大学, 電気通信学部, 准教授 (60361838)
直野 健 株式会社日立製作所(研究開発本部), 中央研究所, 主任研究員 (20421935)
弓場 敏嗣 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 名誉教授 (50251723)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,890千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | ソフトウエア工学 / ソフトウエア開発効率・安定化 / 超高速情報処理 / ハイパフォーマンス・コンピューティング / 自動チューニング / 組み込みシステム / ABCLibScript / 自動チューニングソフトウエア工学 / ソフトウエア学 / ソフトウエア開発効率化・安定化 / 高性能計算 / 組み込みソフトウエア / FIBER方式 |
研究概要 |
本研究は、数値計算ライブラリにおいて研究されてきた自動チューニング方式を数値計算分野に広く適用できるように進展させること、および組み込みシステムにおいて既存の自動チューニング手法の適用可能性を示すことが主目的である。本研究により得られた成果は、以下の4点に集約される: (1)自動チューニングアルブリズムにおける成果:(a)数値計算ソフトウエアの自動チューニングに必要な性能モデリングにおいて、行列サイズNに関する標本点の決め方が自動チューニング性能の良し悪しに影響する。本研究では、動的に標本点を変化して決定する手法「標本点追加型性能パラメタ推定法」を提案した。(b)対称三重対角行列の固有値計算をするために近年UC Berkeleyで開発されたアルゴリズムMRRR中の二分法ルーチンにおいて、実行時に現実的な自動チューニングの時間で適切なパラメタを推定する新しい実行時自動チューニング方式を開発した。 (2)自動チューニング言語における成果:自動チューニング記述用言語ABCLibScriptについて、既存方式の問題点の検討を行った。特に、組み込みシステムへABCLibScriptを展開する場合の問題点についての解決策を検討した。 (3)組み込みシステムへの展開:自動チューニング記述用言語ABCLibScriptを用いて、組み込みシステム上あ数値アプリケーションを開発する場合において、初期的な自動チューニングの有効性検証を行った。 (4)組み込みシステムに関する講演会の開催:組み込みシステムの分野において、自動チューニングの必要性を検討するため、企業の製品開発における現場レベルの組み込みシステム開発者から、自動チューニングの適用可能性を検討する講演会を開催した。
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