研究課題/領域番号 |
18500027
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウエア
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
劉 少英 法政大学, 情報科学部, 教授 (90264960)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,880千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 480千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | ソフトウェアテスト / 形式仕様 / 仕様に基づくテスト / ソフトウェアレビュー / 仕様の詳細化 / ソフトウェア検証 / ソフトウェア工学 / ソフトウェアの信頼性 |
研究概要 |
本研究では、平成18年から19年までの二年間に渡って、ソフトウェアの形式仕様に基づくプログラムテストの理論、方法及び支援ツールについての研究を行い、いくつかの新たな成果を取得した。第一、事前条件と事後条件で表した操作の形式仕様は、「機能シナリオ式」(functional scenario form)へ変換されられるなら、その仕様によって適切なテストケースを生成することができるという観点を確立した。第二、テストケースの生成を活かして、形式仕様のバグを発見する検査方法を確立した。第三、操作仕様の機能シナリオ式によって具体的なテストケースの生成方法を開発した。一つの機能シナリオのguard条件を満たすテストケースを生成すれば、そのシナリオを実装したプログラムパスが存在しているかどうかを確認することができる。また、ソフトウェアレビュー技術をテストケースの生成とテスト結果の分析のために利用される技術も開発した。第四、仕様とプログラムパスとともに基づく効率なテスト方法を提案した。この方法では、入力値の関係によってテストケースを自動的に生成し、生成されたテストケースから仕様を満たすテストケースが選ばれ、そのテストケースでプログラムをテストする。第五、形式仕様とプログラムソースコードと共に把握できない場合は、そのプログラムをどのようにテストするのかという問題点が解決された。その解決方法としては、プログラムのインタフェースシナリオを簡単なテストケースで発見し、そのシナリオによって形式仕様を作成する。作成された仕様によってテストケースを生成する方法である。第六、形式仕様記述言語SOFL(Structured Object-Oriented Formal Language)で書いた仕様に基づくJavaプログラムをテストする方法の支援ツールを開発した。
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