研究課題/領域番号 |
18500067
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 独立行政法人メディア教育開発センター |
研究代表者 |
大西 仁 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 准教授 (40280549)
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研究分担者 |
望月 要 帝京大学, 文学部, 准教授 (80280543)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,790千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 690千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 通信遅延 / QoE (Quality of Experience) / 遅延補償 / 言語条件づけ / 認知 / 行動 / 情報通信 / 遅延 / 心理的影響 / QoE(Quality of Experience) / 同時性 / 視聴覚相互作用 |
研究概要 |
情報通信システムの応答遅延はシステムの使い勝手を悪くする一因である。本研究では、人間の認知・行動特性に注目し、その観点から(1)通信システムの応答遅延の影響を評価する、(2影響を減じる方法を開発することを目的とし、以下の成果を得た。 (1)ユーザが気づかない程度の小さな遅延でもユーザの半ば無意識的な学習のパフォーマンスが低下することを示した。 (2)遅延により生じた余計な間を小音量の雑音で埋めることにより遅延の影響を減じることができることを示した。 (3)映像と音声の非同期が与える影響は、母語の自然発話とその他では大きく特性が異なることを示した。 また、 映像と音声の非同期(ずれ)が与える影響の評価は、閾値(ターゲット)付近のずれで測定しないと、順応(なれ)の影響で測定値がずれてしまい、逆に順応の性質を利用すれば非同期の許容限が広がり、遅延量を減らすことができることを示した。
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