研究課題/領域番号 |
18500103
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
三末 和男 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (50375424)
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研究分担者 |
田中 二郎 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (20251043)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,050千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 手描きツール / 創造支援 / 手描きストローク処理 / ジェスチャ |
研究概要 |
本研究の目的は創造的活動の上流における作図を計算機によるて支援することである。計算機による機能的な支援と感覚的な側面への配慮の両方を実現するために、下記特徴を備えた対話型システムを開発することを目指した。 (1) 論理的構造を持つダイアグラムを操作対象とする。(2) 手描きによる入力インタフェースを備える。(3) 作図における手描きの特徴を維持する。(4) 知的にかつ能動的に描画を支援する。手描き描画環境および創造活動支支援環境のための基本技術を開発するとともに、手描き環境としてのアプリケーションプログラムの開発も行った。(1)に関連して、創造作業は振り返りが重要と考え、履歴を持つダイアグラムの論理構造を操作する方式について検討し、ツールを開発した。また、(2)に関連して、手描きの入力インタフェースとしては、自由で柔軟な入力インタフェースを提供するために、手描きによるストロークをそのままデータとして受け付け、またコマンドもジェスチャによる入力とするようなメモ書きツールを開発した。さらに、手描きのための入力装置として一般的な「スタイラス」が必ずしも使い易くないため、加速度センサーを備えたスタイラスを開発し、空中でのペンの動きもコンピュータとのインタラクションに利用できるようにした。(3)に関連して、創造作業の上流で重要と考えられる自由さ柔軟さのような印象を提供するために、手描きの雰囲気を保存したまま、整形する機能を検討しツールの開発を行った。(4)に関連して、創造的活動の重要な場面の一つとして教室における板書を想定し、板書内容の再利用を支援することで、板書作業を知的かつ能動的に支援する環境を構築した。
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