研究課題
基盤研究(C)
ディジタル映像・画像信号においてアナログーディジタル変換(AD変換)時に失った情報を回復する処理方法に関する研復)、(3)フレームレートの向上(標本化時に失った情報の回復)の3点である。厳密な意味での回復は困難であるが、残された映像・画像データから主要な情報を推定することで擬似的に回復を図る方法について検討を行ってきた。(1)については、既に明らかにした方法(ラプラシアンピラミッド階層表現に基づく方法)のLSI化を目指す観点からFPGAへの実装を行った。HDTV以上の規格において実時間処理を実現し、拡大率も2倍限定から任意倍率へと拡張した。さらに、新しい方法の開発を行った。一つは補間法に基づく方法で、電子情報通信学会英文論文誌への掲載を実現した。もう一つの方法は複数の低解像画像を合成して解像度を向上させる、いわゆる、超解像度法に属する方法であり、その成果を研究会で発表した。(2)については、昨年度に既存の量子化レベル間に新たに2つのレベルを挿入する具体的な方法の提案を行った。この方法はビットで考えた場合は、中途半端となり、ビット長伸長という意味からは難点を持っていたため、そこで、ビット長としの伸長処理も明らかにした。2つのレベルを挿入する方法は電気学会論文誌に掲載となった。(3)については、ブロック動き推定を利用した正確なフレーム推定に基づくフレームレートの向上手法の提案を行った。提案法の特徴は可変ブロックにあり、緩やかな動きの背景では大きなブロックで、小さな物体はその物体を包む大きさのブロックで動き推定を行う方法とした。この成果は、電子情報通信学会論文誌へ掲載となった。
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すべて 雑誌論文 (33件) (うち査読あり 7件)
電気学会論文誌(C) Vol.128
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電子情報通信学会技術研究報告〔スマートインフォメディアシステム〕 SIS2007-89
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IEICE Technical Report SIS2007-90
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IEICE Technical Report SIS2007-89
電気学会論文誌C Vol.128
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電子情報通信学会技術研究報告[スマートインフォメディアシステム] Vol.107,No.548
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IEICE Transactions on Fundamentals Vol.E90-A
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電子情報通信学会技術研究報告〔スマートインフォメディアシステム〕 SIS2006-15
電子情報通信学会技術研究報告〔スマートインフォメディアシステム〕 SIS2006-16
第21回信号処理シンポジウム講演論文集 (CD-ROM)
Proc. of SCIS & ISIS 2006(CD-ROM) (CD-ROM)
IEICE Technical Report SIS2006-14
IEICE Technical Report SIS2006-15
Proc. of 21-th digital signal processing symposium
Proc. of SCIS & ISIS
110004751124
Proc. of SCIS &ISIS 2006 (CD-ROM)
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