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認知心理学的手法を用いたワールドワイドウェブ情報探索方略の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18500199
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 認知科学
研究機関筑波大学

研究代表者

森田 ひろみ  筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 講師 (00359580)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,930千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード認知科学 / IT / ワールドワイドウェブ / 情報探索 / 注意 / 変化の見落とし / 変化検出 / 情報探索行動
研究概要

現在のようなネットワーク社会において、インターネット上の情報をどのくらい有効かつ効率的に利用できるかという能力は、個人の能力として非常に重要である。そこで、このような能力を育てるための教育法を確立することを研究全体の最終的な目標とする。その下位目標として、本研究では、効率の良い情報探索方略に関する知見を得ることを目的とした。
平成18年度は、Webページ上で情報探索をする際にユーザがどこに注意を向けるかについて、変化の見落とし現象を利用して調べた。その結果、ユーザがサイトのトップページを見る時、最初にサイトID、セクションに注目し、続いてメインコンテンツ、ユーティリティ、最後にサブコンテンツに注目する傾向、すなわち、ナビゲーションに関わる要素から注意を向ける傾向が明らかになった。また、ユーザが同一サイトを繰り返し情報探索する中で、サイト構造を学習し、その結果として情報探索効率が向上することが示唆された。
平成19年度は、ユーザがどのような方略でサイトを閲覧すると、サイト構造の学習を通して探索効率の向上につながるかを明らかにするため、実験参加者に同一サイトを一定時間閲覧した後、サイト内のページおよびそのリンク構造を再生してもらった。その結果、情報探索を目的として閲覧を行った実験参加者が、サイト構造の学習を目的として閲覧を行った実験参加者と同じくらい正確に閲覧したページおよびそのリンク構造を記憶していることが明らかになった。また、正確に記憶していたページ数が多いほどその後の探索の効率も良いことが示唆された。
以上の結果から、ユーザがナビゲーション要素に注意を向ける傾向があること、またサイト構造の学習が情報探索効率の向上につながる可能性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 順序学習を利用した手続き記憶に関する心理学的研究2007

    • 著者名/発表者名
      坂田正伸
    • 学会等名
      日本心理学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-09-19
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書 2007 研究成果報告書概要
  • [学会発表] Psychological study on the procedural memory using sequential learning methods2007

    • 著者名/発表者名
      Sakata, Masanobu
    • 学会等名
      The 71st Annual Convention of Japanese Psychological Association
    • 発表場所
      Tokyo
    • 年月日
      2007-09-19
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [学会発表] Web閲覧時の注目点の移動2007

    • 著者名/発表者名
      小坂貴恵
    • 学会等名
      日本認知科学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-09-05
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書 2007 研究成果報告書概要
  • [学会発表] Where you direct attenion to on Wed pages2007

    • 著者名/発表者名
      Kosaka, Kie
    • 学会等名
      The 24th Annual Meeting of the Japanese Cognitive Science Society
    • 発表場所
      Tokyo
    • 年月日
      2007-09-05
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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