研究課題
基盤研究(C)
本研究は, 人の心を理解する能力が児童期にどのように発達するかを, 信念の再帰的推論と高次感情や多様な解釈の理解との関係から検討した.子どもは, 見かけと本当の感情区別やばつの悪さといった高次感情を8~11歳頃までに徐々に理解し, これらの理解が再帰的な信念の推論と関連した.また子どもだけでなく成人でも, 解釈の違いを事象自体の多義性という外的要因のみによって説明したり予測する訳ではなかった.欧米の報告とは異なる日本人特有の心の働きへの理解が示唆された.
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Developmental Science 12
ページ: 150-164
Developmental Sciences 12
International Journal of Behavioral Development 30・3
ページ: 290-304
Developmental Science (印刷中)(掲載確定)