研究課題/領域番号 |
18500337
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
桝屋 啓志 独立行政法人理化学研究所, 動物ゲノム変異開発研究チーム, 上級研究員 (40321814)
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研究分担者 |
若菜 茂晴 独立行政法人理化学研究所, 動物ゲノム変異開発研究チーム, チームリーダー (90192434)
平井 宏和 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70291086)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,020千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 運動協調性 / ミュータジェネシス / ポジショナルクローニング / Hermansky-Pudlak Syndrome / 毛色 / 皮膚の薄色化 / 疾患モデル動物 / マウス / モデル動物 / 運動失調 / 突然変異 / 染色体マッピング / 電気生理解析 / 連鎖解析 |
研究概要 |
本研究では、複数の重度運動失調を示す複数のENU誘発変異体について、原因遺伝子のマッピングを行い、M100612は、Chr. 10,M100651および718はChr. 2、M1001243はChr. 11、M1001479はChr. 6に位置することを特定した。さらに、これらの変異体で運動協調学習試験を行い、M1001479以外の4系統は、明らかな運動協調性の異常が見られることを特定した。また小脳形態の詳細な解析を行い、M100651系統は、小脳の微細形態を含む形態に野生型と差がみられないことも特定した。この変異体ヘテロ接合体で運動協調性が著しく低下し、毛色の薄色化を示す。小脳の電気生理解析でも野生型と差はみられなかった。この変異体の原因遺伝子のポジショナルクローニングを目指し、(C57BL/6J x DBA/2J)F1-M100651/+と、DBA/2Jの交配を行い、591匹の戻し交配子孫を得た。これらの個体を用いた遺伝解析により、M100651系統は、マイクロサテライトマーカーD2Mit484(118399166-118399277bp)と、D2Mit398(125551330-125551474)の間、長さ7.2Mb(7152197bp)の領域にマップされた。染色体領域内のゲノム情報に対して、表現型情報を検索条件に、知識ベース、PosMedシステム(http://omicspace.riken.jp/PosMed/)を用いて検索を行ったところ、この領域には、ヒトHermansky-Pudlak Syndromeと相似した症状(小包輸送異常による皮膚の薄色化および、血小板の形態異常、運動協調性の異常)を示すpaマウスの原因遺伝子、Pldnが含まれていることが判明した。
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