研究課題/領域番号 |
18500494
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
來田 享子 中京大学, 体育学部, 教授 (40350946)
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研究分担者 |
田原 淳子 国士舘大学, 体育学部, 准教授 (70207207)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,530千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 体育・スポーツ史 / 戦前 / 性差認識 / 女性スポーツ / スポーツ雑誌 / ジェンダー |
研究概要 |
1920年代から戦時期までの体育・スポーツ雑誌の記述を分析することにより、(1)性差の認識が記述されるときに使用される語彙とその分類、(2)体育・スポーツにおける性差認識は体育やスポーツを奨励する論や性別の教材やカリキュラムの検討の理論的根拠としてどのように機能したか、(3)女性スポーツ黎明期から戦時期に至る約20年間における性差認識の変容、(4)非体育・スポーツ領域における性差認識との比較による体育・スポーツ領域における性差認識の特徴、の4点について明らかにすることができた。本研究は、研究の背景として、体育・スポーツにおける対象の多様化とそれに伴う体育・スポーツの変化への社会的要請があることを指摘した。本研究の分析結果をこの背景との関わりから考察すると、従来の性差認識のうち、とくに戦前に構築された内容は、必ずしも十分な科学的検討の成果に立脚したものではなかったことをふまえ、むしろ女性スポーツ黎明期から戦時期の混乱の中で模索され、構築された、規範的な性差認識を乗り越える必要性が示唆された。
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