研究課題/領域番号 |
18500501
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
服部 宏治 広島国際大学, 保健医療学部, 准教授 (00309684)
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研究分担者 |
平松 携 尾道大学, 経済情報学部, 教授 (20290520)
東川 安雄 広島大学, 教育学研究科, 准教授 (70116648)
迫 俊道 大阪商業大学, 総合経営学部, 講師 (40423967)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,250千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 市町村合併 / 広域スポーツ空間 / 地域スポーツ / 体育指導委員 / 地域再編 |
研究概要 |
本研究は、「平成の大合併」と言われた大規模な市町村合併において、広域化した地域のスポーツ環境の現状を把握し、これからの望ましいスポーツ空間構築のための諸課題を明らかにすると共に、地域住民にとって望ましい広域スポーツ空間を作り上げていくための基礎資料を得ることを目的とした。 研究方法は、全国の合併市町村294ヶ所に所属する体育指導委員9,575人を対象に質問紙調査法を用いて行った。有効回答数は4,049人(回収率42.3%)であった。 結果、スポーツ環境満足度では、全体的に合併後より合併前の方が高く、その要因として合併による施設使用料の値上がりや利用手続きの煩雑さ、利便性の悪さなどが上げられた。しかし、スポーツ環境自体は合併前に比べ、よくなったと評価する割合が全体的に高い結果となった。これは、合併前は他市町村だった地域に合併後出かけ、活動するようになった「多地域活動派」に、より肯定的な回答が多い結果となった。また、今回の合併は、自分達の地域に関する関心や親しみをより感じさせるいい機会になったことが明らかになった。これは、新たなスポーツ環境構築のための地域住民との交流・連携を築くきっかけとなること、さらにはスポーツ以外の地域の問題などにも取り組むコミュニティーの形成に役立つものと期待できるから、地域のスポーツ活動を通した他地域との交流や情報交換の場を今後積極的に用意することが望まれる。
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