研究課題/領域番号 |
18500527
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
中山 壽之 日本大学, 医学部, 講師 (00287632)
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研究分担者 |
高山 忠利 日本大学, 医学部, 教授 (30280944)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
990千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 90千円)
2007年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 安全教育 / 医療事故 / 医療安全 / 周術期管理 |
研究概要 |
1.厚生労働省医療安全対策基準と外科専門医修練カリキュラムを参考に医療事故分類を行った。 2.外科専門医修練行為について事故予防法を検討した。概略を以下に示す。 (1)化学療法・抗癌剤・抗生物質に関するもの:投薬プロトコールの確認は二重・三重の安全確認が必須である。医師が処方箋を記載した後、看護師の確認、薬剤師の確認、再度医師と看護師の確認の後、投与する。 (2)注射・点滴・輸血・栄養管理に関するもの:投与薬剤の種類、量だけでなく投与経路の確認を十分に行う。 (3)手術に関するもの:消化器・乳腺・呼吸器・心臓・大血管・末梢血管・頭頸部・体表・内分泌・小児・外傷の各手術手技を安全、確実に実施することが必要である。手術は十分に鍛錬されたチームにおいて施行されるべきであり、習熟度や術中の所見に応じて術者と助手を躊躇することなく変更することも事故を予防する方法のひとつである。 (4)麻酔に関するもの:患者にアレルギーの有無を事前に確認すること、麻酔薬の極量を把握すること、局所麻酔の禁忌を理解する。全身麻酔においては複数の医師による確認と麻酔標榜医の介在が必要である。 (5)血管造影・内視鏡検査に関するもの:検査目的を明らかに示して、同意を得る。いずれの検査も生命に関わる合併症を生ずる危険性があることを認識したうえで慎重に施行する。 (6)情報伝達、医学倫理に関するもの:近年EBMに基づいた医療の充実が求められ、治験やRCT研究が多く採用されている。これらには十分な説明と同意が必要である。 3.外科医に対して安全教育を実施した。手技をビデオ撮影し教育に用いた。
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