研究課題/領域番号 |
18500635
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 四国大学 |
研究代表者 |
近藤 真紀 四国大学, 生活科学部, 教授 (10122566)
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研究分担者 |
辻 博子 四国大学, 生活科学部, 助手 (30268700)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,050千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 450千円)
2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 安静時代謝 / 食事摂取基準 / 食事条件 / エネルギー代謝 / ウーロン茶 / ポリフェノール |
研究概要 |
大学生(男女各10名ずつ)を被験者として、ダグラス袋に呼気を採取して呼気ガス分析を行い、20歳代前半の安静時代謝とウーロン茶投与によるエネルギー代謝の変化について観察し、ウーロン茶に含まれるポリフェノールについてもHPLCで分析した。 1) 平成19年度の研究実績から測定条件を一定にするため、測定前の3日間、被験者全員に同じ献立の食事を摂らせた。なお投与エネルギー量は40kcal/kg(標準体重)とした。また測定前7日間はウーロン茶を一日1リットル摂取してもらい、他の飲料はミネラルウォーターのみとした。 2) 測定日前日は夜9時までに食事を摂らせ、激しい運動、喫煙、飲酒を禁止し、測定日は空腹状態でできるだけ運動をしないように(大学近隣に住む被験者を設定)して測定に臨ませた。 3) 30分間仰臥位にて安静状態を保たせ、ダグラス袋に二方コックをつけ、蛇管と呼気マスクを接続して被験者にマスクを装着、正確に5分間呼気をダグラス袋に呼気を採取した。 4) 呼気中の酸素濃度と二酸化炭素濃度を測定してRQを算出し、ウーロン茶摂取時の安静時代謝量を求めた。 5) 男子1370.5.4±185.0 kcal/日、女子1245.0±282.4 kcal/日となり、19年度に測定した安静時代謝量と比較するとエネルギー代謝は男子で10%、女子で5%ほど亢進していることがわかった。 6) ラットを用いた平成18年度の実験でも、ウーロン茶投与群のエネルギー代謝が10%亢進しており、ヒト(男子被験者)でも同様の結果が得られた。しかし、女子被験者でのエネルギー代謝亢進は5%と低かった。その理由については不明である。今後は性差についても検討する必要があると思われる。
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