研究課題/領域番号 |
18500702
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
松田 稔樹 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 准教授 (60173845)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,760千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | e-learning / システム開発 / 教師教育 / 授業設計 / 教授活動ゲーム / 教材開発 / 情報科教育法 / オーサリング機能 |
研究概要 |
本研究代表者が開発してきた「教授活動ゲーム」のうち、「意思決定ゲーム」のゲーム盤を作成するためのオーサリング機能を開発することと、「完全な学習制御とログの取得」という主旨をそこなわない範囲で学習者の相互作用を図るためのCSCL的機能を追加すること、および、以上の機能拡張の効果を検証することを目的とした。オーサリング機能は、意思決定ゲームの指導案作成機能を使ってゲーム盤を指導案として記述させ、それを模擬授業ゲームで動作確認しながらゲーム盤に変換する機能を実現した。その際、ゲーム盤の1つのステートは、指導案の複数のステップに対応するため、作業の効率化と記述ミスの低減を目的として、指導案記述用のマクロ機能を開発した。CSCL的機能は、意思決定ゲームの対話インタフェースの1つとして掲示板機能を実現するとともに、意思決定ゲームで作成した指導案を公開し、模擬授業ゲームでコメントをしてもらって、それを再び意思決定ゲーム上で参照する機能との2つを実現した。また、教材作成において数式やグラフを表示したり、入力させたりするため、数学用の対話インタフェースを開発するとともに、類推的な思考を支援したり、体系的な理解を評価するために、コンセプトマップ機能やそれを活用した指導方略なども開発した。以上で開発した機能を評価するために、教職課程履修者を対象に、表計算ソフトウェアの指導を行うための教材開発を行わせた。被験者は教授活動ゲームの利用も初めてであり、教材開発の経験も無かった。過去に開発された教材例を体験させた後、教材の流れをExcel上で設計させた上で、そのような教材を作成する上で役立つひな形を用意し、それを活用させてオーサリングを行わせた。内部変数処理のオーサリングが多少難しく、授業担当者が支援しながらであったが、実際に他大学の一般情報処理科目で問題無く利用できる教材が作成できた。
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