研究課題/領域番号 |
18500756
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
金森 修 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90192541)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,250千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 750千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 生命倫理 / 生権力 / 生政治 / ゾーエー / ビオス / 公私領域の曖昧化 / 生命倫理と政治 / 臓器移植法案改正 / 公私領城の曖昧化 / 生命政治学 / 専門と、非専門との調整 / 終末期医療の政策 / 社会的製度としての生命倫理学の特色 / ゾーエーとビオス / 装甲的生命観 / ビオスとゾーエー / キャラハン / フランスの医学哲学 / 自然主義との闘争 / 文化によるガバナンス / チフスのメアリー / 公衆衛生と個人的人権 |
研究概要 |
当初、「黎明期のアメリカ生命倫理学」の特徴を剔抉することを目指すことで始まったこの研究は、エンゲルハートとキャラハンの大著『倫理の基礎と、その科学との関係』の詳細な分析を遂行する形でその前半の山場を迎えた。その後、神学や哲学の因子が周辺化され、医療経済的思考が生命倫理内部で優勢になるという傾向を確認するにつれ、その歴史をそのまま追跡しても思想的には若干二次的な興味しか引かないという判断に到達した。よって、その後若干研究方向を修正し、生命倫理学史そのものではなく、生命倫理学の周辺で作動する生命概念の追跡を開始した。そして、現代の生命論で興味深い意味をもつ概念対、「ビオスとゾーエー」に逢着し、その思想的・生命論的含意を掘り下げることのために研究期間の後半部分を費やすことになったのである。
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