研究概要 |
遠隔離島である小笠原諸島を対象として, 上水道, 下水道, 廃棄物処理の事業全体の把握を行い, それぞれの問題点を抽出し, これら3つの事業を統合管理することによって環境への負荷が削減可能かについて検討評価した. 3事業それぞれの問題点を改善するため, 離島でも適用可能な改善策を精査検討し, 物質循環・水循環の観点から, 3事業がそれぞれの問題点を相互に補完しあう統合管理案を構築した. この統合管理案を, 小笠原諸島の将来予測値に基づいて, CO2排出量, 排出熱量等の環境への影響を評価算定した結果, 提示した統合管理案は3事業から排出される環境負荷を削減することが出来ることを定量的に示した.
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