研究課題/領域番号 |
18510106
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノ材料・ナノバイオサイエンス
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
岩村 道子 東邦大学, その他部局等, 名誉教授 (90057597)
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研究分担者 |
市村 国宏 (市村 國宏) 東邦大学, 理学部, 教授 (90232412)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,020千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | ポリエステルデンドリマー / デンドリマーの合成 / デンドリマーのESI-MS測定 / デンドリマーの粒子径 / デンドリマーのNMR測定 / 細胞認識能 / 細胞傷害性 / デンドリマーの粒子形状 / デンドリマーのNMR / デンドリマーの細胞内取り込み / ポリエステルデンドリマー合成 / デンドリマーの細菌毒性 |
研究概要 |
1.デンドリマーの合成・精製:マロン酸エステルとアクリル酸エステルのMichael反応から誘導されるビルディングブロックを用いて末端数32のデンドリマー(G3)までを合成し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。G3で分子量分布<1.07のものが得られている。2.デンドリマーの分子量決定、ESI-MSの測定:分子量分布幅が狭く純度が高い試料について、ESI-MSの測定を徳島文理大山口健太郎教授に依頼した。ほぼ、分子量を確定し構造確認が可能な測定データが得られた。3.デンドリマーの粒子径測定による粒子形状特性の検討:動的光散乱法を用いてメタノール中でのGo(末端数4)からG3までの粒子径の測定をおこなった。これら溶媒中では世代数が増すに従いデンドリマー末端が内側に入り込み、計算上の分子の形状から大きくずれていることがわかりた。4.NMRによる粒子形状特性の検討:500MHzのNMRを用い種々の測定法を併用して、G3デンドリマーのHおよびCのシグナルの帰属をおこなった。NOESY,ROESY測定により、末端のt-ブチル基が分子のかなり内側のエチレンオキシ基と相関していることを見出した。これは粒子径測定の結果を支持するものである。極性、プロトン供与性などの性質の異なる種々の溶媒中でのG3デンドリマー分子の形状変化についての検討をおこなったが、NMRからはそのような変化は見出せなかった。5.細胞認識能をもつデンドリマーの設計合成とそのバイオアッセイ:G3ポリエステルデンドロンの周辺部にマンノース、焦点部に蛍光物質を結合させ化合物がマンノースを認識するマウス腹腔細胞に効率よく細胞に取り込まれることを確認した。
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