研究課題/領域番号 |
18510129
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
|
研究機関 | 弘前大学 (2007) 首都大学東京 (2006) |
研究代表者 |
鈴木 淳 弘前大学, 人文学部, 准教授 (30249742)
|
研究分担者 |
山本 久志 首都大学, 東京・システムデザイン研究科, 准教授 (60231677)
開沼 泰隆 首都大学, 東京・システムデザイン学部, 准教授 (90204312)
辻村 泰寛 日本工業大学, 工学部, 准教授 (80240977)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,410千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | 設備配置 / アルゴリズム / 進化的計算法 |
研究概要 |
工場などの生産施設における様々な設備の配置位置および設備間の位置関係は、物流の効率やその他の事柄に大きな影響を及ぼす。それら設備の空間的な配置を決定する問題を本研究では設備配置問題と呼び、本研究課題では、物流のみならず運用や二次的な効用にも注目し設備間の隣接選好を扱った。隣接を扱うことで運用上好ましい設備の配置関係を細かく考慮できるが、数学的には距離のような連続値ではなく0または1の離散値で隣接の満足または不満足を表すこととなり、問題としては複雑になる。また、問題の規模として、設備数14までの小規模問題とそれ以上の大規模問題に分け、小規模問題については分枝限定法を応用した解法アルゴリズムを、また大規模問題に対してはシミュレーテッドアニーリング法、遺伝的アルゴリズムやタブサーチ法などのメタヒューリスティック技法に着想を得た進化的なアルゴリズム解法を開発・比較し、基本的な知見を得ることができた。さらに、単階層の大規模な設備配置問題解法のために、シミュレーテッドアニーリング法へ独自に考案した近傍探索法を組み合わせたアルゴリズムを研究した。この結果、従来の方法では実用的な時間内に見つけ出すのが困難であった最適解ないし優れた解を、現在のパーソナルコンピュータを用いて数分程度で発見可能にする、効果的なアルゴリズムを開発することができた。また、多階層設備配置問題解法のために、小規模な問題のための対称性を考慮した分枝限定法によるアルゴリズムと、規模の大きい問題のためにシミュレーテッドアニーリングを適用したアルゴリズムの開発を行うことができた。
|