研究課題/領域番号 |
18510144
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
木俣 昇 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (30026166)
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研究分担者 |
高山 純一 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (90126590)
近田 康夫 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (50155298)
二神 透 愛媛大学, 総合情報メディアセンター, 講師 (40229084)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,980千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 480千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 自冶体合併 / 防災計画の再編支援 / 支援システム提供 / ペトリネット / シナリオシミュレーション / 緊急車両の広域戦略出動 / 中山間地避難計画 / GPSデータ活用 / 防災計画再編 / 緊急車両広域出動指令 / 防災計画の再編 / シナリオシミュレータ / 緊急車両出動計画 / 避難計画 / 地震時行動の阻害要因 |
研究概要 |
1) ペトリネットによる防災計画シナリオシミュレーション技術の提供枠組みの提案 自冶体統合に伴う防災計画再編では、未経験な状況下での地域自らの主体的取り組み性が重要となる。そのための支援システム要件をシナリオ想定とその検討評価の自力遂行性にあるとし、(1)災害時阻害状況下での目的達成シナリオのシミュレーション力を持つペトリネット手法を、(2)データベースと問い合わせ・応答システムからなる提供枠組みで提示し、シミュレーション技術の基礎原理理解から地域対応化展開の自力習得性の道筋を検証した。 2) ペトリネットによる防災計画シナリオシミュレーション技術の実用システム化研究 まず、上記データベースの充実化を図った。具体的には、避難計画では、避難開始部、経路移動部、避難場所部、及び阻害作用部の各サブネット、緊急車両出動計画では、通報部、司令部、消防基地部、出動走行部、現場活動部、及び阻害作用部の各サブネットに分け、それらのSdata整備システムをExcel形式に改善し、その編集性による地域対応型活用性付与方式とした。次に、自冶体統合に伴う責務領域の広域化と、地域の自主的取り組み性への対応策として、GPSによる実行動データによる移動/走行部サブネット構成の自動化処理システムを開発した。 3) 防災計画再編支援への適用化事例研究 上記2)の成果を適用し、白山市での地震時緊急車両出動計画の広域化対応再編を検討し、被災情報収集による戦略的出動指令シナリオの必要性と、統合司令部と現場分署間でのジレンマを明示化し、本システムの自力運用による事前討議が、その解消化には有効で、上記1)の充実化が重要とした。久万高原市では、責務領域の多様化対応として、中山間地避難計画と救急救命計画の連携化再編への適用化を行い、上記2)のシステムの有効性を示した。
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