研究課題/領域番号 |
18510156
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
岡村 眞 高知大学, 理学部, 教授 (10112385)
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研究分担者 |
松岡 裕美 高知大学, 理学部, 准教授 (60222296)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,810千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 地震 / 津波 / 津波堆積物 / 自然災害 / 地質学 / 南海地震 / 四国 |
研究概要 |
私たちは、これまで過去の南海地震の活動履歴を明らかにすることを目的として、西南日本南海トラフ沿岸域で津波堆積物の研究を行ってきた。特に高知県須崎市のただす池では、1300年前から4500年前までの過去3200年間に約14回の津波および地盤沈降によって示される地震イベントを確認している。また九州東部の大分県佐伯市米水津龍神池では、過去3500年間に8回の顕著な津波イベントを確認することができた。これらの研究から、南海地震には規模の大きなものと小さなものが存在し、巨大型の南海地震は350年程度に1回発生していることが明らかになってきた。本研究の目的は四国・九州太平洋沿岸域の堆積物中に記録された過去の南海地震の痕跡を明らかにし、ただす池や龍神池で得られた結果と対比・検討することにより、より精度の高い南海地震の活動履歴を明らかにすることにある。 本研究ではまず九州の龍神池において試料を採取し補足的な年代測定を行った。その結果、龍神池での津波イベントはただす池のイベントの発生時期とほぼ一致していることを確かめることができた。また、高知県土佐市蟹ヶ池における調査では過去2000年間に少なくとも3回の津波記録を確認することができた。まだ空間的にも深度的にも調査は十分とはいえないが、ただす池で確認することの出来なかった過去1000年間の記録が得られたことは大きな成果である。 津波堆積物の研究では、何よりも精度のよい年代測定を数多く行うことが必要であり、本研究の経費のほとんどは炭素14年代測定のために使用した。
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