ガウジのSIP(せん断分極)特性の定量化と岩盤の破壊予測への適用

• 研究課題/領域番号: 18510158
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 自然災害科学
• 研究機関: 大阪市立大学
• 研究代表者: 中川 康一 大阪市立大学, 都市研究プラザ, 名誉教授 (80047282)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 4,090千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 690千円); 2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
• キーワード: 活断層 / ガウジ / 震源過程 / 自然電位 / せん断分極 / 破壊予測 / 地すべり / 防災 / 地震予知 / 電気二重層 / 電磁気異常 / 電磁気移譲

研究概要

ガウジ(断層粘土)は岩盤の破壊に伴って、母岩が細粒化された結果生成されたものであり、断層破砕帯に普遍的に存在するものと考えられる。この物質は岩盤とは大きく異なり、細粒であるため、大変特殊な性質を持つことが期待される。その最も顕著な特性の1つは、せん断分極で、これのごく定性的な性質については以前に報告したが、今回は、岩盤のせん断破壊の予測について、その可能性を検討するための、分極メカニズムについて、より詳細に吟味を行った

研究成果

• [雑誌論文] Variation process in stiffness inferred by nonlinear inversion during mainshocks at Kushiro Port vertical array site (2008)
  • 著者名/発表者名: Thabet T., Nemoto H. and Nakagawa K.
  • 雑誌名: Earth Planets Space Vol.60 (No. 6) ページ: 581-589
  • NAID: 10029008593
  • 査読あり
• [雑誌論文] ヒートアイランド現象緩和のための都市散水効果に関する実験的研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 吉岡真弓・中川康一・登坂博行
  • 雑誌名: 土木学会論文集G vol.64, No.1 ページ: 68-77
  • 査読あり
• [雑誌論文] Variation process in stiffness inferred by nonlinear inversion during mainshocks at Kushiro Port vertical array site (2008)
  • 著者名/発表者名: Thabet T., Nemoto H., Nakagawa K.
  • 雑誌名: Earth Planets Space 60 ページ: 581-589
  • NAID: 10029008593
  • 査読あり
• [雑誌論文] ヒートアイランド現象緩和のための都市散水効果に関する実験的研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 吉岡真弓, 中川康一, 登坂博行
  • 雑誌名: 土木学会論文集G 64(1) ページ: 68-77
  • 査読あり
• [雑誌論文] ヒートアイランド現象緩和のための都市散水効果に関する実験的検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 吉岡 真弓・中川 康一・登坂 博行
  • 雑誌名: 土木学会論文集
  • NAID: 130004468767
  • 査読あり
• [雑誌論文] Reliability of shear wave velocity models inferred from linear site response analyses using log data (2007)
  • 著者名/発表者名: Thabet M., Nemoto H. and Nakagawa K.
  • 雑誌名: Jour. Geosci., Osaka City University vol.50 ページ: 107-123
  • NAID: 110006443174
  • 査読あり
• [雑誌論文] Reliability of shear wave velocity models inferred from linear site response analyses using log data (2007)
  • 著者名/発表者名: Thabet M., Nemoto H. and Nakagawa K.
  • 雑誌名: Journal of Geosciences, Osaka City University 50 ページ: 107-123
  • NAID: 110006443174
  • 査読あり
• [雑誌論文] The effect of different CMP stacking techniques on signal-to-noise ratio of seismic data : two examples from Osaka and Nara (2006)
  • 著者名/発表者名: Rashed M. and Nakagawa K.
  • 雑誌名: Japan, Jour. Geosci. Osaka City Univ. vol.49 ページ: 1-10
  • 査読あり
• [雑誌論文] The effect of different CMP stacking techniques on signal-to-noise ratio of seismic data : two examples from Osaka and Nara, Japan (2006)
  • 著者名/発表者名: Rashed M, Nakagawa K.
  • 雑誌名: Jour. Geosciences, Osaka City Univ. 49 ページ: 1-10
  • NAID: 110006244695
• [雑誌論文] On the contradiction of seismic wave velocity logging techniques : examples of down-hole, suspension and pulse-transmission methods
  • 著者名/発表者名: Mamoun K., Rashed M. and Nakagawa K.
  • 雑誌名: J. Appl. Geophysics Vol.6, No.2 ページ: 1-11
  • 査読あり
• [学会発表] 近畿トライアングルとテクトニズム特性 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川康一
  • 学会等名: 日本応用地質学会
  • 発表場所: 開港記念館, 横浜
  • 年月日: 2008-10-31
• [学会発表] 近畿トライアングルとテクトニズム特性 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川康一
  • 学会等名: 日本応用地質学会
  • 発表場所: 横浜開港記念会館
  • 年月日: 2008-10-30
• [学会発表] Characterization of the shear-induced potential (SIP) in clay and the application to landslide (2008)
  • 著者名/発表者名: Nakagawa K., Yamada S. and Tsuka I.
  • 学会等名: 6^<th> Int. Conf. in Geotech. Eng.
  • 発表場所: Arlington, VA, 6.01b
  • 年月日: 2008-08-15
• [学会発表] Characterization of the shear-induced potential (SIP) in clay and the application to landslide (2008)
  • 著者名/発表者名: Nakagawa K., Yamada s., T suka I. .
  • 学会等名: 6^<th> Int. Conf. in Gcotech. Eng.
  • 発表場所: Arlington, VA, USA.
  • 年月日: 2008-08-14
• [学会発表] ガウジにみられる力学特性とせん断誘発電位(SIP)の物理化学過程 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川康一
  • 学会等名: 地球惑星科学連合大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2008-05-27
• [学会発表] 近畿トライアングルとひずみ集中帯 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川康一
  • 学会等名: 地球惑星科学連合大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2008-05-25
• [学会発表] 近畿トライアングルの構造特性とテクトニズムの背景 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川康一
  • 学会等名: 日本応用地質学会関西支部
  • 発表場所: 大阪市立大学メディアセンター
  • 年月日: 2008-05-16
• [学会発表] 近畿トライアングルの構造特性とテクトニズムの背景 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川康一
  • 学会等名: 日本応用地質学会関西支部
  • 発表場所: 文化交流センター, 大阪
  • 年月日: 2008-05-16
• [学会発表] ガウジのせん断分極特性(SIP)と野外への適用 (2007)
  • 著者名/発表者名: 中川康一・塚偉・山田茂伸・川添栄計・吉岡真弓・岡本隆
  • 学会等名: 日本応用地質学会
  • 発表場所: 大阪市立大学メディアセンター
  • 年月日: 2007-10-12
• [学会発表] せん断分極(SIP)の極性パターン (2007)
  • 著者名/発表者名: 中川康一・塚偉・山田茂伸・川添栄計・吉岡真弓
  • 学会等名: 日本応用地質学会
  • 発表場所: 大阪市立大学メディアセンター
  • 年月日: 2007-10-12
• [学会発表] せん断破壊に伴う電磁気異常のメカニズムに関する新しい解釈 (2007)
  • 著者名/発表者名: 中川康一・塚偉
  • 学会等名: 地球惑星科学連合大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2007-05-21
• [学会発表] 深成岩体における地表γ線強度分布について (2006)
  • 著者名/発表者名: 柴山元彦・平岡由次・池田正・中川康一
  • 学会等名: 地球惑星科学連合大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2006-05-17
• [学会発表] 地下水を利用したヒートアイランド現象緩和に向けて-その3- (2006)
  • 著者名/発表者名: 吉岡真弓・中川康一
  • 学会等名: 地球惑星科学連合大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2006-05-16
• [学会発表] 地下水位が及ぼす都市域の地震動増幅および液状化危険度への影響 (2006)
  • 著者名/発表者名: 中迎誠・中川康一
  • 学会等名: 地球惑星科学連合大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2006-05-16
• [学会発表] 一次元圧密下における断層粘土の地震波速度の測定 (2006)
  • 著者名/発表者名: 川村大作・西川力・中川康一
  • 学会等名: 地球惑星科学連合大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2006-05-15
• [学会発表] 有効上載圧をパラメータに含めた地盤S波速度の推定式 (2006)
  • 著者名/発表者名: 中川康一・河野真裕美
  • 学会等名: 地球惑星科学連合大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2006-05-15
• [学会発表] 逆断層を考慮した重力解析による大阪堆積盆地の地下構造モデル (2006)
  • 著者名/発表者名: 福住哲哉・領木邦浩・中川康一
  • 学会等名: 地球惑星科学連合大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2006-05-15
• [学会発表] 新しい水銀探査法の開発と活断層への適応 (2006)
  • 著者名/発表者名: 板井秀典・中川康一
  • 学会等名: 地球惑星科学連合大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2006-05-15
• [学会発表] 活動的地域における自然電位の多点観測および電位分布の時間変化特性 (2006)
  • 著者名/発表者名: 中川康一・岡本隆・原口強・根本泰雄・塚偉・吉岡真弓・奥田智晴
  • 学会等名: 地球惑星科学連合大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2006-05-14
• [学会発表] 都市域の地下水コントロールセンター構想 (2006)
  • 著者名/発表者名: 中川康一
  • 学会等名: 日本応用地質学会関西支部
  • 発表場所: 大阪市立大学文化交流センター
  • 年月日: 2006-05-12
• [図書] 関西地盤-大阪平野から大阪湾- (2007)
  • 著者名/発表者名: 中川康一, 他40名
  • 出版者: KG-NET・関西圏地盤研究会
• [図書] 新関西地盤-大阪平野から大阪湾- (2007)
  • 著者名/発表者名: KG-NET地盤研究会執筆委員
  • 出版者: KG-NET・関西圏地盤研究会