研究課題/領域番号 |
18510170
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎ゲノム科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
野崎 正美 大阪大学, 微生物病研究所, 准教授 (30189394)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,240千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 540千円)
2007年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 生殖細胞 / ゲノム / エピジェネティクス / 精子形成 / DNAメチル化 / プロタミン / 遺伝子発現 / マウス / ヒストン |
研究概要 |
1。精巣生殖細胞特異的遺伝子のメチル化解析:精子形成過程でCpG非メチル化イントロンレス遺伝子が精子核内でピストン領域に存在し、再メチル化される可能性が示されたので、一般性を調べるために、より多くの遺伝子の解析を試みた。UniGeneデータベース検索によって精巣だけでESTが得られる遺伝子を246見いだし、その中の51個のイントロンレス遺伝子から、39個の精巣生殖細胞特異的遺伝子を同定した。そこから20個を選択し、メチル化を調べ、16個が雄生殖細胞特異的に低メチル化であることを明らかにした。現在、精子核内動態を解析中である。 2。精子核内ゲノム再メチル化領域の解析:精子形成過程でCpG非メチル化イントロンレス遺子が精子核内でヒストン領域に存在し、再メチル化されることをChIPアッセイにより明らかにした。 3。精子核内ゲノム再メチル化の生物学的意義:精子核内で再メチル化されるTact1遺伝子について、in vitroでメチル化したものとしないものを受精卵前核に注入し、発現を調べたところ、メチル化しない場合、発現し、メチル化により発現が抑えられた。この結果は、精子核内再メチル化は受精直後の無用な遺伝子発現抑制に重要な役割を果たす可能性を示唆している。
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