研究課題/領域番号 |
18510171
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎ゲノム科学
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
中島 敬二 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 准教授 (80273853)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,080千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 480千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | シロイヌナズナ / 遺伝子 / アクティベーションタギング / トランスポゾン / 転写因子 / アクティべーションタギング |
研究概要 |
本研究課題では、従来のGAL4/UASアクティベーションタギング系に改良を加えて第2世代型を作製した。まず新しいタギング系に必要な3種類の植物形質転換用コンストラクト((1)組織特異的プロモーター-GVG,(2)HSP-Ac,(3)DsUASタギングベクター)を作製した(1)と(2)は野生型シロイヌナズナ植物に導入し、それぞれホモ接合体の形質転換ラインを確立した。さらにこれら2つのラインを交配し、組織特異的プロモーター-GVGとHSP-Acをともにホモにもつシロイヌナズナ植物を樹立した。これをアクティベーションタギングのホスト植物とすることとし、さらに世代を回して種を増やした。次に、実際にアクティベーションタギングラインの作製をおこなった。上記のホスト植物に、DsUASタギングベクターをfloral dip法により導入した。得られた種子をBasta耐性により選抜することで、形質転換植物ラインを得た。形質転換効率は約1%と見積もられ、目標とする1000個体のスターターラインは、約20個体のホスト植物を形質転換することで容易に得られることを確認した。今後、実際に熱ショックによりAcトランスポゾンの発現が活性化され、導入されたDsがゲノム上を転移することを確認する必要がある。これまでの成果により、第2世代型GAL4/UASアクティベーションタギング系の基礎となる技術を確立することが出来たので、今後はこれを利用して、新規な変異体のスクリーニングをおこなうことが出来る。
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