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ラテンアメリカにおける教育と開発に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18510221
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地域研究
研究機関帝京大学

研究代表者

江原 裕美  帝京大, 法学部, 教授 (40232970)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,310千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 510千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードブラジル / 教育開発 / 開発思想 / 職業技術教育 / 国際教育協力 / ラテンアメリカ / 開発 / 国際援助 / FUNDEF / 教育改革 / 教育
研究概要

本年は、国際教育協力の対象としてのラテンアメリカ地域、特にブラジルを中心として基礎教育の現状を把握すること、及び日本との関係を検証することを目標とし、学会、書籍、論文などで現時点での成果を複数発表することができた。
まず第一に、ブラジルの教育開発思想の展開を、ブラジルの近代化との関係において歴史的に跡づけることを試みた。プレインダストリアル段階を経て、20世紀初めからの工業基盤の形成期、1930年代以降の産業化と都市化の進展、という過程のなかで、特1950-1960年代におけるジュセリーノ・クビチェック、ジャニオ・クアドロス、両大統領の開発主義と軍事政権期の開発主義の特徴をとりあげ、それが教育政策に影響を与えていることを指摘した。
第二に、ブラジルの初等教育の地方分権化について、サンパウロ州の事例を分析した。
第三に、ブラジルの職業技術教育が開発目的と進学目的との間で揺れ動いてきたことを分析し、ブラジル開発政策における職業技術教育の重要性を指摘した。
ほかに、本研究の背景的知識を得るため、ブラジルを中心に、ラテンアメリカの学力問題について、国際学力調査やブラジルでの研究成果をもとに分析した。また、多元的な文化を有するラテンアメリカ社会において重要問題である言語について、各国の二言語教育政策を概観し、その特徴と動向を分析した。ブラジルは開発思想の影業を受けながらも国内要因によって独自の教育開発経路を辿りつつあり、教育開発のユニークな先例とてさらなる探究が必要である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (15件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (5件)

  • [雑誌論文] 「アメリカ国際教育の成立と課題-1950年代を中心に-」2007

    • 著者名/発表者名
      江原 裕美
    • 雑誌名

      『国際教育』 第13号

      ページ: 47-68

    • NAID

      40015918265

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「ラテンアメリカにおける教育と言語-異文化間二言語教育に見る「多元文化国家」への模索-」2007

    • 著者名/発表者名
      江原 裕美
    • 雑誌名

      『比較教育学研究』 第35号

      ページ: 65-83

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] ブラジルにおける日本語教育の現状と課題2007

    • 著者名/発表者名
      江原 裕美
    • 雑誌名

      『帝京大学外国語外国文学論集』 第13号

      ページ: 25-62

    • NAID

      40015551071

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 「資料メキシコ合衆国の総合教育法」(翻訳ながら重要であるため記載)2007

    • 著者名/発表者名
      江原 裕美
    • 雑誌名

      『帝京法学』 第25巻第1号

      ページ: 85-123

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] ブラジルにおける日本語教育の現状2007

    • 著者名/発表者名
      江原裕美
    • 雑誌名

      帝京大学外国語外国文学論集 第13号

      ページ: 25-62

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 大学を通じた国際教育協力の現状と展望-米国の事例に学ぶ2007

    • 著者名/発表者名
      江原裕美
    • 雑誌名

      世界平和研究 通巻172号

      ページ: 40-44

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 資料 メキシコ合衆国の総合教育法2007

    • 著者名/発表者名
      江原裕美
    • 雑誌名

      帝京法学 第25巻第1号

      ページ: 85-123

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 基調講演「日本における外国人受入と子どもの教育」2007

    • 著者名/発表者名
      江原 裕美
    • 学会等名
      日本国際教育学会第18回台湾大会
    • 発表場所
      台北教育大学
    • 年月日
      2007-11-24
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 「ブラジルにおける教育開発思想の展開1960年代を中心に」2007

    • 著者名/発表者名
      江原 裕美
    • 学会等名
      比較教育学会第43回大会
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2007-06-30
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 「ブラジルの日本語学校と日本就労準備教育」2007

    • 著者名/発表者名
      江原 裕美・志賀 幹郎
    • 学会等名
      日本国際教育学会 2007年春季研究大会
    • 発表場所
      東京未来大学
    • 年月日
      2007-05-26
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 『ラテンアメリカの教育改革 南山大学ラテンアメリカ研究センター研究シリーズ1』2007

    • 著者名/発表者名
      牛田 千鶴編著, 江原 裕美共著
    • 出版者
      行路社
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 『貧困の克服と教育発展-メキシコとブラジルの事例研究-』2007

    • 著者名/発表者名
      米村 明夫編著, 江原 裕美共著
    • 出版者
      明石書店
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 『外国の大学による国際協力プロジェクトの受託状況に関する調査(アメリカ、イギリス、オランダ)』のうち「第1部 アメリカの国際開発協力における大学の参加」を担当2006

    • 著者名/発表者名
      江原裕美
    • 総ページ数
      137
    • 出版者
      文部科学省「国際開発協力サポート・センター」プロジェクト
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] 世界の学校-教育制度から日常の学校風景まで-(第14章「貧困に立ち向かう学校-ブラジル」を担当2005

    • 著者名/発表者名
      江原裕美(二宮皓編, 共同執筆者13名中の1人として参加)
    • 総ページ数
      188
    • 出版者
      学事出版
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] エクアドルを知るための60章(第21章、22章を担当)2005

    • 著者名/発表者名
      江原裕美(新木秀和編, 共同執筆者23名中の1人として参加)
    • 総ページ数
      384
    • 出版者
      明石書店
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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