研究課題/領域番号 |
18510231
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
中川 幹子 大分大学, 医学部, 助教 (50244182)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 更年期 / 女性 / 微小血管性狭心症 / 漢方薬 / 性差医療 / 心電図 / 運動負荷試験 / 東洋医学 |
研究概要 |
(1)運動負荷心電図の性差と交感神経活性との関係の検討:健常成人を対象として運動負荷時の心電図再分極過程の変化とその性差の有無を、交感神経β受容体遮断薬を用いて検討した。対象は若年健常成人16名(男女各8名)である。まず3分間のエルゴメーター負荷試験を行い、15分間安静臥床後、塩酸プロプラノロールを静注し、同じプロトコールで再度エルゴメーター負荷試験を行い、終了後安静臥床した。各試験の前後で血中のカテコラミン、血清電解質、血糖値を測定した。心電図の各パラメータ(RR間隔、V5誘導におけるQT時間、QTc時間、T波振幅)の時間経過およびその性差を検討した。(1)RR間隔は安静時、運動時とも男性が女性より長く、プロプラノロール負荷後のRR間隔の延長の程度に男女差はなかった。(2)T波振幅は男性のほうが女性よりも高く、男女とも運動時に低下し、プロプラノロール負荷後は運動時および運動後ともに有意に増加した。(3)全経過を通して女性の方が男性に比しQTc時間は有意に長かった。女性はプロプラノロール負荷後に、運動中のQTc時間は有意に延長したが、男性は有意な変化を認められなかった。(4)女性において、運動後にU波が増大し、T-U complexを形成する例が認められ、プロプラノロール負荷後にはこの現象は消失した。運動時の交感神経による再分極化過程の修飾は、男性よりも女性の方に大であった。女性は運動負荷時に交感神経緊張時による心室再分極過程の変化を生じ易く、不整脈や運動負荷心電図に見られる性差との関連の可能性が示唆された。 (2)女性胸痛患者に対する漢方薬の効果の検討:各種検査で微小血管性狭心症が疑われた女性患者に漢方薬(半夏厚朴湯)を投与し、胸痛に対する効果を検討した。10例中8例で胸痛の回数が減少あるいは消失し、西洋薬の狭心症治療薬より有効性が高かった。
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