研究課題/領域番号 |
18520008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
森下 直貴 浜松医科大学, 医学部, 教授 (70200409)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,450千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 450千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | コモンセンス / コンセンサス / 倫理的ネットワーク / 生命倫理 / 死生観 / 昭和思想 / 人類的基盤 / 公共倫理学 / 倫理ネットワーク / 規範意識 / 常識 / 人間主義 / アニミズム / 基礎条件 / 基本構造 / バーチャル・リアリティ / 終末期医療 / 世代論 / 西田哲学 / グローバルな世界 / 社会規範 / 国家 / ホッブズ / 宗教 / インド / 近代日本 / 第三者性 |
研究概要 |
研究テーマは、社会の<倫理的ネットワーク>の構築である。平成18年度はその基礎づけとして、感情論的視点から「規範意識」の生成を研究し、19年度には「倫理」の基盤として「常識」の成り立ちと構造を研究した。そのさい、時代と世代の視点を導入し、死生観と昭和思想の研究を通じて、常識において<変わるもの>と<変わらないもの>とを浮き上がらせた。そして最終の20年度には常識の「人類的基盤」の研究に着手した。以上の成果をふまえて、<倫理ネットワーク>の理論の構築のための土台、つまり、人類的条件=形成力/原形=規準/基本制度/特定の全体社会からなる歴史的社会の論理構造、ならびに、<もの>の形而上学・倫理学の根本、を固めることができた。さらにまた、規範の運用を相互的に牽制し合う<倫理的ネットワーク>だけでなく、<コンセンサス>形成の大筋も明瞭になることによって、この両者を(現場での<コンセント>をも含めて)包括するような倫理学の公共的地平、いわば「公共倫理学」の構想が新たに浮かび上がってきた。目下、「コモンセンスからコンセンサスへ」という方向で、引き続き「公共倫理学」の基礎づけに取り組んでいる。
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