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近世における絵画の鑑定・評価・価格

研究課題

研究課題/領域番号 18520104
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 美学・美術史
研究機関同志社大学

研究代表者

太田 孝彦  同志社大学, 文学部, 教授 (70098169)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,410千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード鑑定 / 評価 / 価格 / 『蔭涼軒日録』 / 『等伯画説』 / 『槐記』 / 『探幽縮図』 / 絵画観 / 茶会記 / 等伯画説 / 槐記 / 狩野探幽 / 瀟洒 / 探幽縮図 / 牧谿 / 玉澗
研究概要

本研究の目的は、日本近世における絵画鑑定のあり方の解明、評価の様相の探求、価格の把握の局面から、日本近世において絵画はいかなる価値を持つものとして認識されていたかを問い、日本近世の絵画観を明確にすることにある。
初年度はまず比較の対象として中世での実態を求めて、室町時代の基本的な史料である『蔭涼軒日録』を分析し、実際に行われていた鑑定のあり方、評価の様相、座敷の飾り方や絵画の価格を読みとった。続いて、桃山時代の代表的な画家長谷川等伯が遺した『等伯画説』を分析し、そこには新しい評価のあり方として技術的な観点が加わっていることを明らかにした。さらに茶会記を分析を試みた。その結果、室町時代の財産として唐物を評価するのではなく、作品そのものあり様を評価しようとする姿勢を確認することができた。それはまだ表装の仕方を重視する状況であったが、次第に、具体的には作者や図柄であったり、時には筆法を評価する事例が目立つようになった。江戸時代の記録である『槐記』になると、作品がもっている「おもむき」を鑑賞することが重視されていることになった。そうした絵画観は狩野探幽の作風に確認することができる。『探幽縮図』にそうした絵画の流通の様相を分析し、鑑賞と制作の相関性を明らかにした。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 写実・抒情・写意-中国の画論を手がかりにして-2008

    • 著者名/発表者名
      太田 孝彦
    • 雑誌名

      大正イマジュリィ 3号

      ページ: 54-83

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ON REALISTIC , LYRIC AND IDEALISTIC PAINTINGSIN CHINESE ESSAYS ON ART2008

    • 著者名/発表者名
      OTA, TAKAHIKO
    • 雑誌名

      TAISHO IMAGERY 3

      ページ: 54-83

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 写実・抒情・写意-中国の画論を手がかりにして2008

    • 著者名/発表者名
      太田 孝彦
    • 雑誌名

      大正イマジュリィ 3号

      ページ: 54-83

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 相国寺と美術2007

    • 著者名/発表者名
      太田 孝彦
    • 雑誌名

      美術フォーラム21 15号

      ページ: 4-13

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書 2007 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] THE ARTS OF SHOKOKUJI2007

    • 著者名/発表者名
      OTA, TAKAHIKO
    • 雑誌名

      BIJUTSU FORUM21 15

      ページ: 4-13

    • NAID

      40015421781

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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