研究課題/領域番号 |
18520106
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
|
研究機関 | 京都造形芸術大学 |
研究代表者 |
吉野 弘章 京都造形芸術大学, 芸術学部, 准教授 (60388197)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
|
キーワード | 美術史 / 写真史 / 写真技術 / 印刷史 |
研究概要 |
兵庫県芦屋市にある横山家には、幕末から明治期に活動した写真師横山松三郎(1838〜1884年)に関係する膨大な作品と資料が残されている。 横山松三郎は、幕末から明治という日本の転換期にあって、写真術のみならず、油彩画や印刷術など、当時最先端の様々な知識や技術を研究・習得し、多様な芸術表現を試みた類まれな人物である。 本調査・研究は、芦屋の横山家に残されている作品・資料群の悉皆調査を行い、これまで断片的にしか知られていなかった横由家所蔵の作品・資料群を整理し、先ずその全容を明らかにすることを第一義とした。さらに、これまで捉えきれていなかった横山松三郎の多岐にわたった活動を検証すると共に、データベース化し、今後の研究の基盤を築くことを目的としたものである。また同時に、これら歴史的に貴重な作品・資料群を、破損や散逸から守るための保全も行った。 横山家所蔵の作品ならびに資料は、湿板写真、写真帖、油彩画、石版画、印刷原板、日記、手控え帖など、その種類・形態は多岐にわたっており、平成18年度から平成19年度の2年間の調査・研究計画で、横山家所蔵の作品・資料群の1点1点について、データベースの基となるデジタル・カメラによる精密な撮影を完了させると同時に、サイズの計測および技法の同定など各種データの採取を完了した。 本調査・研究により、芦屋横山家に所蔵される資料の全容を把握することができ、今後の研究の基盤となるデジタル画像によるデータベースを構築した。
|