研究課題/領域番号 |
18520112
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 立命館大学 (2007) 小樽商科大学 (2006) |
研究代表者 |
萩原 正樹 立命館大学, 文学部, 教授 (20250532)
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研究分担者 |
直井 文子 東京成徳大学, 人文学部, 講師 (30242340)
村越 貴代美 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (50239513)
松尾 肇子 東海学園大学, 人文学部, 准教授 (20202319)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,950千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 日本漢文 / 詞 / 森川竹〓 / 松平君山 / 斎藤拙堂 / 日本における中国文学 |
研究概要 |
平成19年度は、平成18年度に引き続き基礎的な所蔵調査や資料収集を行うと同時に、資料の整理・校訂の作業を行っていった。直井文子氏が国会図書館を中心に調査を行い、また村越貴代美氏は東京大学、早稲田大学等において資料を渉猟した。松尾肇子氏も昨年度同様に蓬左文庫等で調査を行い、また萩原も東京出張において東京大学明治新聞雑誌文庫等において調査を進めた。 それらの資料調査の成果として、松尾肇子「松平君山の詞」、直井文子「齋藤拙堂と「狂」」、萩原正樹「竹〓詩詞文績補遺」、「竹〓詩詞文拾遺 附〓夢樓詩集題詞及序」を発表した。いずれもこれまであまり知られていなかった資料を発掘して、広くその価値を学界に知らしめる論文であり、日本漢文学研究にとって重要な意義を有していると自負するものである。 ところで日本詞研究にとって、神田喜一郎博士の『日本における中国文学』は重要な文献であるが、これまでその詳細な索引が無く、必ずしも十分に利用されているとは言えなかった。そこで『日本における中国文学』の人名・書名索引を作成し、研究報告書に収録することとした。 またアルバイトの協力を得て、調査した資料のデジタル化の作業を行い、さらにそれらの校訂作業も進めていった。その校訂結果を基に、本研究課題の目標である『日本詞集成(初稿)』を作成し、研究報告書において公開する。きわめて稀覯であるためになお未見の書物や雑誌もあり、『日本詞集成(初稿)』には遺漏も多いことと思われるが、今後継続して補訂を行っていくための基礎的なデータを用意することができたことは、日本詞研究において画期的な意味を持つものと考えている。
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