研究課題/領域番号 |
18520116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
湯浅 佳子 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (00282781)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,130千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 630千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 日本文学 / 説話 / 伝承 / 思想 / 宗教 / 読本 / 仮名草子 / 説話・伝承 / 思想・宗教 / 歴史・雑史 / 近世軍書 / 教訓・啓蒙書 / 出版 / 仏教説話 / 史書 / 談義本 / 古典文学 / 日本近世文学 / 日本近世思想 / 書誌出版 |
研究概要 |
山東京伝や曲亭馬琴の文化5年刊頃までの初期読本作品の内容分析を、思想・説話的な側面から行った。また、それら初期読本の作品世界の成立背景を、仏教長編小説、怪異物語、啓蒙書、雑史等の読本以前の文芸分野に求め、同じく思想的・説話的な面から内容的特徴を考察した。初期読本に記される歴史観や歴史上の人物像は、『鎌倉北条九代記』をはじめとする近世前期より刊行された雑史にすでに見られる。また、近世初期に刊行された『太平記評判秘伝理尽鈔』等の軍書における歴史思想・人物評論が、以降の雑史や物語類に大きな影響を及ぼしていることが推測される。初期読本をはじめとする近世中・後期の物語・小説の歴史的世界観や説話的内容および思想は、近世初期に成立・刊行された雑史・物語・軍書類にその遡源を求めることができる。
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