研究課題/領域番号 |
18520125
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
|
研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
河合 眞澄 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (00169674)
|
研究分担者 |
山東 功 大阪府立大学, 人間社会学部, 准教授 (10326241)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
1,810千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | 歌舞伎 / 浄瑠璃 / 台帳 / 番付 / 絵づくし / 劇書 / 椿亭文庫 / 歌舞伎台帳 |
研究概要 |
本課題の研究代表者・研究分担者は、平成18年度・19年度に、日本近世演劇の研究者である協力者2名(川端咲子・森谷(清水)裕美子)とともに、大阪府立大学所蔵の椿亭文庫(日本近世演劇を中心とする土由衛氏旧蔵の文献資料)の整理・目録作成にあたった。18年度は主として書籍(約450点)の整理を行い、19年度は、番付(約2,200点)・絵づくし(約1,500点)の整理を行った。この作業により、外部からの椿亭文庫利用者も増加し、資料の恒久保存も確保された。 また、目録作成の過程において立命館大学アート・リサーチセンターによって公開されている椿亭文庫(一部のみ)のデジタル・アーカイブにおける刊行年代推定の誤りや、複製資料の存在を発見し、データをより正確なものとすることができた。椿亭文庫の資料には他所に所蔵されないものも多いことを確認し、その重要性を再認識する結果となった。 一方、椿亭文庫所蔵の資料研究のための研究会を立ち上げ、毎月1回大阪府立大学において研究会を開催し、研究代表者・研究分担者・研究協力者ばかりではなく、学外の参加者も加わって、18年度は「法界坊」、19年度は「忠臣蔵」関係の資料を活用して、演出等に関して多角的に検討した。その成果として、研究代表者および研究協力者は、これらに関わる歌舞伎台帳・劇書・絵づくしの資料紹介を活字化した。これらの資料は、いずれも未紹介、かつ関連性を持つものであり、日本近世演劇の総合的研究に繋がるものである。
|