研究課題/領域番号 |
18520139
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
雲英 末雄 早稲田大, 文学学術院, 教授 (70046572)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
3,930千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 630千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | 近世文学 / 絵俳書 / 自筆短冊 / 俳諧-枚摺 / 野々口立圃 / 三井秋風 / 芭蕉 / 本多李喬 / 俳画 / 俳諧一枚摺 / 山口清勝 / 蕪村 |
研究概要 |
1.研究出張(資料調査・閲覧) 9月、兵庫県伊丹市柿衛文庫の元禄期俳人関係の絵俳書を調査、閲覧した。12月、奈良県天理大学附属天理図書館で三井秋風(元禄期俳人)の資料を調査、閲覧した。2008年1月、愛知県西尾市立岩瀬文庫の『父の恩』など多色摺絵俳書を調査、閲覧した。 2.資料の購入 立圃関係資料自画賛1点を購入した。他に卓池自画賛、長翠自画賛、杉風画芭蕉画像(模写)、宗因自画賛などを購入することが出来た。いずれもオリジナルなもので科研のテーマに役立つものである。 3.研究発表・講演4月、江東区芭蕉記念館で「俳諧資料の魅力」と題して講演した。5月、俳文学会東京例会で「俳諧の形象史」と題して研究発表した。11月、岐阜県富加町教育委員会で「芭蕉の真贋」と題して講演した。 4.展覧会の開催4月26日から6月24日まで江東区芭蕉記念館で「雲英文庫に見る芭蕉・蕪村・一茶と新しい領域I」展を開催。本科研のテーマに沿った俳画・絵俳書112点を展示。また8月27日から10月6日まで、早稲田大学大隈記念タワーで「芭蕉・蕪村・一茶一雲英コレクションに見る近世俳諧の美」展を開催。両展で8千名余の見物者が入場した。 5.研究業績の発表『カラー版芭蕉、蕪村、一茶の世界』を刊行した。俳諧の歴史を今まであまり注目されなかった俳画や絵俳書、俳諧一枚摺などを多く用いて視覚的に示して解説した。さらに俳諧の文化史的・芸能的な側面にも注目して構成した。また「本多李喬とその母柳波女の俳諧一枚摺」の紹介、山岡元隣の「堅田記」を影印・翻刻した。その他俳人の短冊を図版で紹介した「近世俳人短冊逍遥」の12回分を別紙のことく行った。以上、こ報告致します。
|