研究課題/領域番号 |
18520157
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
佐藤 淳二 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30282544)
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研究分担者 |
阿尾 安泰 九州大学, 大学院・言語文化研究院, 教授 (10202459)
増田 真 京都大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (10238909)
辻部 大介 福岡大学, 人文学部, 准教授 (30313183)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 600千円)
2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | フランス啓蒙思想 / 法の観念 / ルソー / モンテスキュー / フランス思想 / フランス文学 / 政治と文学 / 日仏比較思想 / フランス思想史 |
研究概要 |
本研究の目的は、フランス啓蒙思想における「法」の表象を学問横断的に研究することであった。 二年間にわたる本研究を通じて、次の3つの点に関して重要な新しい視点を提起することができた。 1)フランス啓蒙思想においては、法そのものと法の合法化過程の両方が危機にあったこと。 2)この危機の進行は、フランス社会の全領域で進行していた合理化の強力な過程に匹敵するグローバルな危機であった。 3)上の現象は、社会全般に国家による統制が波及し確立するメカニスムであると特徴づけることができるが、これは1970年代に故ミシェル・フーコーが特権化したテーマそのものである。 本研究の共同研究者は、この視点を二度にわたって発表した。1)2007年7月にフランス・モンペリエ大学で行われた国際18世紀学会(本研究参加者は複数のラウンド・テーブルを企画司会し、また参加した)と、2008年3月に北海道大学でおこなわれたデリダ・レヴィナス・ルソーにおける法概念をめぐる研究集会である。
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