研究課題/領域番号 |
18520166
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
中村 隆 山形大学, 人文学部, 教授 (00207888)
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研究分担者 |
原 英一 東北大学大学院, 文学研究科, 教授 (40106745)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,490千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | ウッド夫人 / ブラッドン / 不倫妻 / 探偵 / 犯罪科学 / ディケンズ / センセーション・ノヴェル / コナン・ドイル / 不倫 / 離婚法 / 大衆ジャーナリズム |
研究概要 |
ウッド夫人とメアリー・ブラッドンの長編小説に関して、なお考察が不十分と考えられる3つの視点を提示した。 (1)不倫小説としてのセンセーション・ノヴェル (2)探偵小説としてのセンセーション・ノヴェル (3)ウッド夫人、ブラッドン、ディケンズの小説の相互関連。 (1)について:センセーション・ノヴェルの中枢に「反逆する娘」(subversive daughter)と「反逆する妻」(subversive wife)がいることを指摘し、彼女たちが「不倫小説」を生み出す原動力となっていることを解明した。 (2)について:ドイルの前に位置するセンセーション・ノヴェルの「細部」を重視する探偵たちは、19世紀末葉に興隆する犯罪科学(犯罪人類学、顔写真、指紋、毒物学)を先取りしていることを指摘した。 (3)について:ディケンズ、ウッド夫人、ブラッドンの小説との比較検討を通じて、そこに、夫への不信を抱く妻、不倫願望を持つ妻、不倫妻の秘密を暴き出す男の探偵というパタン化された構図があることを解明した。
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