研究課題/領域番号 |
18520187
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
西川 智之 名古屋大学, 大学院・国際言語文化研究科, 准教授 (20218134)
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研究分担者 |
藤井 たぎる 名古屋大学, 大学院・国際言語文化研究科, 教授 (00165333)
山口 庸子 名古屋大学, 大学院・国際言語文化研究科, 准教授 (00273201)
古田 香織 名古屋大学, 大学院・国際言語文化研究科, 准教授 (20242795)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,690千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | シェーンベルク / ラスカー=シューラー / クリムト / ユーゲント / ウィーン分離派 / ベートーヴェン・フリーズ / 現代音楽 / クリンガー / べートーヴェン・フリーズ / 独文学 / 芸術諸学 / 記号論 |
研究概要 |
本研究は、「1890年-1930年のドイツ語圏の文化・芸術の解体と融合」というタイトルで、美術・音楽・舞踊・文学・モードなどの幅広い観点から、世紀末から20世紀初頭にかけてのドイツ語圏の文化・芸術の変革運動を考察してきた。その際、以下のように研究を分担した。藤井:音楽における解体と融合、西川:美術における解体と融合、山口:舞踊における解体と融合、古田:商業主義と芸術の融合。各自はさらにテーマの絞込みを行い、最終年度である2007年度には、藤井はシェーンベルクの調性システムを、西川はウィーン分離派、特にその第14回展覧会を、山口はラスカー=シューラーを、そして古田は雑誌『ユーゲント』を取り上げ、分析してきた。この2年間の研究成果は「研究成果報告書」などの形でまとめたが、そこでは19世紀末から20世紀初頭の芸術運動が、単にそれまでの規範を打ち壊してしまったのではなく、実は芸術のアウラ再生の試みであったり、あるいはその後の新たな芸術を生み出していくマトリックスとして機能したことなどを指摘した。研究スタート時の計画書で挙げた各自の目的は一応達することができたと考えているが、この研究を契機として新たな問題意識(例えば、古田の「ユーゲント」誌の芸術性という観点からのアプローチ)も生じ、また今回の研究では扱いきれなかったテーマ(例えば、西川の「総合芸術」というテーマ)も残った。そうした点については今後も各自取り組んでいくつもりである。
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