研究課題/領域番号 |
18520256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
西野 由希子 茨城大学, 人文学部, 准教授 (40262357)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,010千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 510千円)
2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 香港文学 / 中国近現代文学 / 日本近代文学 / 日中交流史 / 中国文学 / 国文学 / 比較文学 |
研究概要 |
本研究では、日中戦争期とその前後の時期、つまり1930年代から1940年代、日本、中国、香港の文学者がどのように交流し、創作を行ったか、特に香港での交流を中心に、資料を収集し、整理を行った。研究の対象を詩人や詩の創作に絞り、日本の文学者では詩人の草野心平を軸に研究と考察を行った。またこの時期に上海から香港に移り住み、創作活動を行った「現代派」の詩人・戴望舒について、作品の手法・技法という面での影響だけでなく、文学者としての精神や彼の行動、存在が後の香港の文学者にとって重要な意味を持ったことを確認した。香港における詩の創作のその後の展開については研究を継続し、まとめていきたいが、日中戦争期の香港における文学者の交流、状況を明らかにすることで、「文学空間」としての香港の意味がより詳細に見えてきたと考えている。
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