研究課題/領域番号 |
18520273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
松浦 恒雄 (松浦 恆雄) 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20173792)
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研究分担者 |
藤野 真子 関西学院大学, 商学部, 准教授 (20332653)
三須 祐介 広島経済大学, 経済学部, 準教授 (60339653)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,870千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 中国文学 / 演劇 |
研究概要 |
1松浦恒雄「京劇戯単の変遷」は、20世紀初頭から建国前夜における京劇戯単(プログラム)の形態的変遷を整理し、その歴史的意義について考察を加えたものである。京劇戯単は、日中両国を通じてまだ殆ど研究が進んでいない。日中両国に散在する戯単を収集、整理した上で、北京と上海における時代による相違、形態・内容の変遷に見える京劇の史的発展とその関係性の分析などを、主に新中国建国前の時代背景の中で行った。 2藤野真子「周信芳と『劇評家』」は、新中国建国前後における上海の京劇界を代表する役者である周信芳が、どのように劇評において批評されてきたのかを分析したものである。新中国建国前の1920年代から40年代までの新聞、演劇雑誌の記事を詳細に調査、検討を加え、代表的な論調を抜粋して、その変化の様相を分析し、周信芳の建国後の評価が、建国前から徐々に構築されていったものであることを明らかにした。 3三須祐介「申曲における『秋海巣』上演について」は、1941年から42年にかけて『申報』に連載され、42年に単行本として刊行された秦痩鴎の小説『秋海巣』の申曲による建国前後における上演の情況を整理、分析したものである。
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