研究概要 |
本研究の目的は, ドイツ語の基本動詞を対象にその使用実態に基づいてデータベースを構築することである。特に, 接触打撃動詞と心理動詞についてまず精度の高いデータベースを作成すること重点を置き, 最終的に約350動詞について, IDSのコーパスによって収集した300の例文につき, 形態的特性(品詞属性など), 統語的特性(格形, 文における位置など), 意味的特性(指示物の特性など)を付与するほか, 文全体に語用論的特性(発話状況, 発話行為など)を付与したデータベースを作成した。これにより, ドイツ語使用実態を解明するデータの基盤の構築に成功した。
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