研究課題/領域番号 |
18520369
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 九州女子大学 |
研究代表者 |
奥田 俊博 九州女子大学, 人間科学部, 准教授 (30343685)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,350千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 語表記 / 訓字 / 仮名 / 数字表記 / 万葉集 / 正倉院文書 / 伝本資料 / 墨書資料 / 正倉院古文書 / 義訓 / 熟字 / 字体 |
研究概要 |
本研究は、古代日本の墨書資料、伝本資料を対象として、語表記のありようについて調査・研究を行った。具体的な研究成果の概要は以下の通りである。 〔1〕複合語を含めた熟字の調査・分析 (1)『万葉集』の複合語の調査:『万葉集』に使用される複合動詞のデータを作成した。 (2)正税帳における熟字の使用:正税帳に使用される「都合」についてその性質を明らかにした.研究成果は、国語文字史研究会編『国語文字史研究 10』(和泉書院)に掲載された。 〔2〕仮名(借音字・借訓字)の調査・分析:『万葉集』訓字主体表記巻における仮名の使用について調査を行い、その構造的な様相について検討・考察を行った。研究成果は、平成20年度中に論文に取りまとめる予定である。 〔3〕複数の字体を有する訓字の調査・分析 (1)『古事記』の数字表記の研究:『古事記』の数字表記について、大字と通常字の使用のありようについて分析・考察を行った。研究成果は、「古事記年報」(古事記学会学会誌)に掲載された。 (2)天平期における公文の数字表記の研究:天平期のける公文の数字表記について分析・考察を行い、日本語学会2007年春季大会において研究発表を行った。 〔4〕義訓の調査・分析:『万葉集』に使用される義訓の定義について先行研究に基づき、整理・検討を行い、国語語彙史研究会において発表を行った。
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