研究課題/領域番号 |
18520425
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
牛江 ゆき子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (70193860)
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研究分担者 |
西尾 道子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (30134860)
E. J. Schaefer (SCHAEFER E.J.) お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (00359697)
松藤 薫子 お茶の水女子大学, 語学センター, 講師 (90334557)
中川 千帆 お茶の水女子大学, 語学センター, 講師 (70452026)
三原 芳秋 お茶の水女子大学, 語学センター, 講師 (10323560)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,810千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 英語教育 / 自習 / 自律型語学学習 / 学習支援 / 学習環境 / 英語 |
研究概要 |
英語の高度なコミュニケーション能力をつけるためには、良質な教材による効率的な学習を長期間にわたって行うことが必要である。しかし、時間数に限りがある大学の英語の授業内でそれを達成することは不可能であるため、自律的な学習が不可欠である。本研究は、学習者が大学に在学する4年間にわたって、語学力や生活パターン等に応じた自律学習の計画を立ててその計画を遂行するために支援を得られるようなシステムと学習環境を構築するための第1段階として、自律型学習支援プログラムのプロトタイプを作成することを目的とした。主な成果は以下の2点である。 1.自律的に語学学習を行う動機付けのためには、学習者が実際に自習を実践して、その意義を実感することが有効であると考え、本研究にかかわる教員が授業の一環として自習を課題とし、自習の指導・支援を行った。いくつかの指導・支援方法を試みた結果、学習者の自律性を尊重しながら、達成可能な目標を設定し、学習者が自分にあった教材を選択できるよう、教材について情報を十分に提供し、学習者間での情報交換を促し、実践を定期的に報告させることが、自習の実践率や学習者の満足度を高めるのに効果的であることがわかった。 2.アンケート調査により判明した学習者の個人差要因(学習者のメディア機器に対する親和性・自律的学習の動機・自習時間・使用したい教材とメディア・学習場所等)の多様性、学習者の語学力のレベルの多様性を視野に入れて、さまざまなメディア・スキル養成・レベルの自律型学習用教材の収集・整備を進め、その情報と教材を利用した学生の感想をデータベース化して学生に提供した。同時に、以前より行っている教員等による個別の自習相談を継続した。 自習用教材の貸し出し数が増加し、英語を必修として履修しない3・4年生のCALL教室やLL教室の利用頻度が上昇したことから、上記の取り組みは有効であったと考えられる。
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