研究課題/領域番号 |
18520455
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 武蔵工業大学 |
研究代表者 |
山崎 朝子 武蔵工業大学, 環境情報学部, 教授 (80298017)
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研究分担者 |
伊藤 典子 日本大学, 経済学部, 教授 (80203157)
島本 たい子 関西外国語大学, 短期大学部, 准教授 (40331714)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,590千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 多読 / 英語のインプット / 多読教材 / 多読指導 / 多読の効果 / 読後報告 / 読み聞かせ / 英語力の向上 / カリキュラムと多読 / 多読実践 / 多読の問題点 / エジンバラ大学多読部門 / 多読アンケート調査 |
研究概要 |
(1)文献研究により英語力の向上には多量の英語のインプットが必要であることが再確認された。 (2)日本の英語教育現場において、どの程度「多読授業」の実践がなされているかを調査すべく、2006年10月に、小学校(200校)、中学(200校)、高校(200校)、大学(300校)のアンケート調査を実施した。小学校では「読み聞かせ」の形態で行われており、中学・高校・大学では「多読」の取り組みは各教員の努力に負っていることが明らかとなった。多読は必要であるという肯定的な意見がほとんどであったが、現状がその実践を阻んでいると意見が多数であった。 (3)「多読授業」の実践の状況に関して、中学・高校では6人の協力者に指導事例を執筆してもらった。また、多読の効果の検証のために、高校1校、大学14校で、通年あるいは半期、多読授業を行い、多読の効果・授業の内容・多読授業の問題点を明らかにした。検証の結果、多読が英語力の向上に役立ったという結果がどの実践校からも得られた。 (4)成蹊大学で、平成19年9月29日、日英・英語教育学会において18年度に実施したアンケート調査の結果の発表を行った。多数の教員が多読に関心があること、解決すべき問題点が多々あることが判明した。 多読授業の検証により多読が英語力の向上に役立つことが明らかになったが、多読を現場に広めていくためには、多読への認識を深め、カリキュラム全体の中で多読が考慮される必要がある。多読を広めるという大きな課題に立ちむかうために、更なる研究と実践の続行が必要である。
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