研究課題/領域番号 |
18520460
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 名古屋学院大学 |
研究代表者 |
柳 善和 名古屋学院大学, 外国語学部, 教授 (40220181)
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研究分担者 |
高橋 美由紀 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (30301617)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,690千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 小学校英語教育 / インターネット / スピーキング指導 / カリキュラム開発 |
研究概要 |
小学校英語教育におけるICTの利用については、まず、第1章で総論が述べられている。この中では、今後小学校でなぜICTが必要となるか、また、導入にあたっての課題は何かが論じられている。続いて、第2章と第3章では、それぞれ小学校英語教育でICTを活用した教材開発やシラバスの構築などの話題が論じられている。第2章では、担任教師がどのようにICTを活用して英語教育を勧めていくことができるか、また第3章では具体的な教材開発にPowerPointなどのソフトをどのように利用することができるかが論じられている。第3章では具体的な教材例を示しながら、教材開発のポイントが論じられている。第4章では、スピーキング指導にあたって用いられる活動を、skill-gettingとskill-usingの2つの範疇を軸にして論じている。第5章では、スピーキング指導のもとになるoutputを促す指導の一環として、歌やチャンツの活用を児童の発達段階に併せて実践例とともに提示して、スピーキング指導につなぐにはどうするかを論じている。第6章では、児童にさまざまな体験を通して言語習得につないでいく方法としてLanguage experience approachを紹介し、文字指導の例が取り上げられている。これはスピーキング指導にも応用できる考え方であることも示されている。第7章では、小学校英語教育の評価の問題が取り上げられ、「ヨーロッパ共通参照枠」が論じられている。これを日本の英語教育の現場で応用するには問題点も指摘されているものの、小学校英語教育の「聞くこと・話すこと」でどのように利用するかについて例を挙げながら論じられている。
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