研究課題/領域番号 |
18520466
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
竹内 理 関西大学, 外国語教育研究機構, 教授 (40206941)
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研究分担者 |
池田 真生子 姫路獨協大学, 医療保健学部, 専任講師 (00425323)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,640千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 学習方略 / 読解方略 / e-learning / 方略指導 / 読解行動 / メタ認知 / 語彙学習方略 / 語彙習得 / ポートフォリオ / 刺激再生法 |
研究概要 |
本研究においては、まず平成18年度に、EFL読解の基礎になる語彙の習得に関して、e-learning上での学習行動を解明した。その結果、1)e-learningに特有の学習行動が出現する面もあるが、2)従来の語彙学習の方法をそのまま転移させる場面も多く、3)新しいメディアでの語彙学習にうまく適応できていない学習者の姿が浮き彫りになった。このことは学習行動の指導(方略指導)が必要であることを示唆しているものと考えられた。同年度においては、上記の研究に平行し、学習行動の測定に関わる方法論(質問紙など)についての研究、およびe-learningの学習や方略訓練において基礎となる理論的枠組みとメタ認知の研究を推進した。また、平成18年後半からは、読解行動の解明のためのWebサイト(LMSとしてCEASを採用)の構築にかかり、これを完成させた。平成19年度からは、上述のWebサイトを利用して研究をすすめ、1)e-learningでの学習を継続させるためには、メタ認知的な行動(たとえば、目標設定、動機維持、進捗度評価など)がきわめて重要であること、2)このメタ認知的な行動は、EFL学力の低い学生にとっては、他律的に提示される必要があること、3)e-learning独特の読解行動(認知方略系:音声や検索、問題先読み機能の利用など)が出現し、これらが読解力の向上に寄与している可能性があること、などが判明した。その後、上述した知見を参考にWebサイトの改善をはかり、使用感について学習者の反応を得るとともに、学習評価の方法についても考察を加え、研究をまとめた。
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