古代スパルタの国家構造の再検討:ペリオイコイ研究の視角から

• 研究課題/領域番号: 18520571
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 西洋史
• 研究機関: 国学院大学
• 研究代表者: 古山 正人 國學院大學, 文学部, 教授 (20181472)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 4,000千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 600千円); 2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
• キーワード: スパルタ / ペリオイコイ / ラケダイモン人 / 前6世紀 / ポリス / キュテラ / キュテロディケス / 軍事 / 裁判 / ヘイロタイ / メッセニア / ペリオィコイ / ラコニア南部 / マレア半島 / タイナロン地域 / セッラシア / ヘロス平野

研究概要

ほぼ前6世紀半ばにスパルタ国家の基本構造が固まったが、ペリオイコイがラケダイモン人国家に統合されるのもこのときと考えられる。スパルタを中心集落として、スパルタ市民の国家とポリス・スパルタに従属しつつ、独立して多中心的構造で存在していたペリオイコイ諸地域がラケダイモン人の国家に統合される。軍事的には、職業的兵士化したスパルティアタイとは同じ部隊を形成せず、ポレマルコスの指揮を受けつつ、ペリオイコイが別部隊を形成し、王の指揮下に統合されていた

研究成果

• [雑誌論文] キュテラとキュテロディケス (2008)
  • 著者名/発表者名: 古山正人
  • 雑誌名: 國學院雑誌 109-6 ページ: 1-10
  • NAID: 40016163559
  • 査読あり
• [雑誌論文] メッセニアにおけるペリオイコイ集落の状況 (2008)
  • 著者名/発表者名: 古山正人
  • 雑誌名: 國學院大學大學院紀要文学研究科 39 ページ: 127-153
  • NAID: 40016156327
  • 査読あり
• [雑誌論文] キュテラとキュテロデイケス (2008)
  • 著者名/発表者名: 古山正人
  • 雑誌名: 國學院雑誌 109-6 ページ: 1-10
  • 査読あり
• [雑誌論文] メッセニアにおけるペリオイコイ集落の状況 (2008)
  • 著者名/発表者名: 古山 正人
  • 雑誌名: 国学院大学大学院紀要 39 ページ: 127-153
  • NAID: 40016156327
  • 査読あり
• [雑誌論文] ラコニア南部地域ペリオイコイ共同体の動向 (2007)
  • 著者名/発表者名: 古山正人
  • 雑誌名: 國學院大學大學院紀要文学研究科 38 ページ: 171-194
  • NAID: 40015574236
  • 査読あり
• [雑誌論文] ラコニア南部地域ペリオイコイ共同体の動向 (2007)
  • 著者名/発表者名: 古山正人
  • 雑誌名: 国学院大学大学院紀要 38 ページ: 21-44
  • NAID: 40015574236
• [雑誌論文] スパルタ北部国境地域の動向と国制上の地位-Aigytis, Maleatis, Belbinatis, Skiritis, Karyatis, Skotitasをめぐって (2006)
  • 著者名/発表者名: 古山正人
  • 雑誌名: 國學院大學大學院紀要-文学研究科 37 ページ: 301-322
  • NAID: 40015233983
  • 査読あり
• [雑誌論文] ペリオイコイ研究の現状 (2006)
  • 著者名/発表者名: 古山正人
  • 雑誌名: 國學院大學紀要 44 ページ: 163-189
  • NAID: 40015219314
  • 査読あり